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【petit】土門熱だらけ~ちょっと大胆になって♡~ 人気第2位:AV男優 シナリオ公開(4)


おまたせいたしました☆

土門熱だらけ~ちょと大胆になって~ 第2位:AV男優 編のシナリオ公開を更新☆
シナリオを担当してくださった、正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってます!

 


Part.4『信じて……』

ホテルに入ってから、どれくらい時間が経っただろう。こんな大胆なことをするなんて、思ってもいなかった。緊張している自分を感じながらシャワーから出ると、九条さんが私を見て、小さく息を吐いた。

「あの……?」
「や、なんでもない。ただ、ちょっとドキドキしてる、かな……」
「!」

予想していなかった言葉を言われて、顔が熱くなった。九条さんは微笑んで私の手を取った。

「こっちおいで」
「……九条さんでも、ドキドキするんですね」
「するよ。AV出てる奴は緊張しないって?」
「……慣れてるとは思ってました」
「仕事とプライベートは別だよ」
「……どう、違うんですか?」
「そうだね……」

その瞬間、ぐっと引き寄せられて、私と九条さんの距離は唇が触れそうなほど近い――。

「気持ちが……全然違う……」

言葉の合間に啄むようなキスが降る。

「……本気で抱いていい?」
「……っ、よ、よろしくお願いします」

なんとか答えると九条さんは、小さく吹き出して、そして甘い笑みで答えてくれた。

「こちらこそ、よろしくお願いします」

今更だが、下手だとか、変だとか思われないだろうか、と無駄な悪あがきをしている自分に気が付いた。上手い下手を語れるほど、経験も多くないくせに。恥ずかしさと緊張で鼓動ばかりが煩くて、九条さんの温もりに集中できない。
その時だった。不意に頬に口づけられたのは。

「……緊張してる?」
「……口から心臓飛び出しそうです」
「ははっ、そんなに?」

私がそっと頷くと九条さんは、優しく私に言葉をかけた。

「じゃあ……まずはリラックスしよっか。手、握ってて……」

手を差し出されて、おずおずとその手を握った。

「ふふっ。力、入ってる」
「そんな簡単にリラックスなんて……」
「簡単だよ……」

そう言った九条さんは、体勢を変えた。今度は九条さんの顔が目の前にある。そして、そっと唇を塞がれた。それは触れるだけの優しいキスから、唇を甘噛みしたり、ゆっくり舌を絡めたりするキスに変わっていく。

「はぁ……。ほら、もう力抜けてきた」
「……っ」
「ふっ……セックスに一番大切なのは?」
「……信頼」
「そう。だから……今だけでもいい。俺を信じて」
「…はい」
「いい子だね」

九条さんを信じてここまでついてきたのだ。私は覚悟を固める意味でも、そっと頷いた――。


本日の公開はここまで!次回の更新をお楽しみに!

2017年9月27日発売予定
あなたの1票で収録エピソードが決まる!
○○だらけシリーズ
ドラマCD「土門熱だらけ~ちょっと大胆になって♡~」
出演:土門熱
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※製作上の都合により、収録内容は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

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