【密カレ】隣人の彼とエレベーターの中で…… シナリオ公開(4)
- 2015年06月19日
- 密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ
ドラマCD「密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ:隣人の彼とエレベーターの中で……」シナリオ公開第4回です♪
今回も前回に引き続き、ドラマCDのシナリオを担当して下さった「Hayami」様が特別版として「小説風」に書いてくださいました~☆
お楽しみください♪
仕事観について話す彼。そんな彼に”あなた”は―――
「雨が降ったから」
作:Hayami
「でも、自分が選んだ仕事ですし、仕事あっての俺だと思っているので、仕方ないかな、とは思います。……そういうの、ないですか?」
「そういうのって?」
「終電まで残業して、彼氏さんとの擦れ違いがあっても、自分で選んだ仕事だから、仕方ないなぁ……って思ったりとか、そういうのです」
「そういうのはありますね」
「やっぱりありますよね……。今日なんて、連絡もつかないですし、彼氏さん、心配してるんじゃないですか?」
「いえ……。今は彼氏がいないので……」
「……えっ、彼氏さんいらっしゃらないんですか……? 可愛らしい方なので、てっきり、いらっしゃるものだと……」
「そんなこと言って下さるの、葉山さんだけですよ」
「そんなことないですよ……! 可愛らしいって、初めて会った時から思ってましたし」
俺は勢いに任せて喋った言葉にハッとする。
「すみません……!俺は何を言ってるんでしょうか……」
慌ててフォローしてももう遅い。
俺は次に何を話すべきか、頭を悩ませる。
もうこうなってしまったら、告白するしかないだろうか。
そんな矢先、エレベーターの蛍光灯が点滅を始めた。
「あれ、蛍光灯が……」
点滅が止まると同時に、エレベーターの中が薄暗くなる。
「きゃっ!」
「わっ……」
突然薄暗くなったことに驚いたのか、彼女は小さな悲鳴をあげ、俺に抱きついた。
「……大丈夫ですよ。蛍光灯が切れかかっているだけです。俺がそばにいますから、安心して下さい……」
俺は震える彼女の背中を優しく撫でた。華奢な身体は恐怖でカタカタと震えている。
「ね?」
俺の言葉に彼女は小さく頷いた。
シナリオ公開はここまで!
次回更新は【 6月20日 】を予定しています。お楽しみに♪
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2015年8月26日発売予定
密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ
隣人の彼とエレベーターの中で……
出演:ミノベサトル
ご予約はこちら ステラワース限定版のご予約はこちら
キャンペーンまとめはこちら