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【密カレ】隣人の彼とエレベーターの中で…… シナリオ公開(4)

ドラマCD「密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ:隣人の彼とエレベーターの中で……」シナリオ公開第4回です♪

今回も前回に引き続き、ドラマCDのシナリオを担当して下さった「Hayami」様が特別版として「小説風」に書いてくださいました~☆

お楽しみください♪

 

仕事観について話す彼。そんな彼に”あなた”は―――


「雨が降ったから」

作:Hayami

「でも、自分が選んだ仕事ですし、仕事あっての俺だと思っているので、仕方ないかな、とは思います。……そういうの、ないですか?」

「そういうのって?」

「終電まで残業して、彼氏さんとの擦れ違いがあっても、自分で選んだ仕事だから、仕方ないなぁ……って思ったりとか、そういうのです」

「そういうのはありますね」

「やっぱりありますよね……。今日なんて、連絡もつかないですし、彼氏さん、心配してるんじゃないですか?」

「いえ……。今は彼氏がいないので……」

「……えっ、彼氏さんいらっしゃらないんですか……? 可愛らしい方なので、てっきり、いらっしゃるものだと……」

「そんなこと言って下さるの、葉山さんだけですよ」

「そんなことないですよ……! 可愛らしいって、初めて会った時から思ってましたし」

俺は勢いに任せて喋った言葉にハッとする。

「すみません……!俺は何を言ってるんでしょうか……」

慌ててフォローしてももう遅い。
俺は次に何を話すべきか、頭を悩ませる。
もうこうなってしまったら、告白するしかないだろうか。

そんな矢先、エレベーターの蛍光灯が点滅を始めた。

「あれ、蛍光灯が……」

点滅が止まると同時に、エレベーターの中が薄暗くなる。

「きゃっ!」

「わっ……」

突然薄暗くなったことに驚いたのか、彼女は小さな悲鳴をあげ、俺に抱きついた。

「……大丈夫ですよ。蛍光灯が切れかかっているだけです。俺がそばにいますから、安心して下さい……」

俺は震える彼女の背中を優しく撫でた。華奢な身体は恐怖でカタカタと震えている。

「ね?」

俺の言葉に彼女は小さく頷いた。


シナリオ公開はここまで!

次回更新は【 6月20日 】を予定しています。お楽しみに♪

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

2015年8月26日発売予定
密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ
隣人の彼とエレベーターの中で……

出演:ミノベサトル
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