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【かれピロ】同い年彼氏と思い出デートで♡編 シナリオ公開(2)

お待たせしました!12月発売「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ」のシナリオ公開を更新です☆

今回も読みやすく、Hayami先生が書き換えてくださっていますよ!

 

“あなた”と彼は売店で買った焼きそばを食べながら、お喋りに花を咲かせていた。


「……ん、そうだ。食べ終わったら、あそこの二人乗りボート行こうよ。楽しそうじゃない?」

「いいね!」

“あなた”の視線の先には公園の真ん中あたりに位置する池があった。池には数隻のボートが浮かんでいる。

「だよね! ああいうのって乗ったことないなー。結構腕疲れるのかな? あ、でも平気。俺、最近鍛えてるの知ってるでしょ? 腕筋、だいぶついたんだよ」

「確かに、ちょっと腕太くなったような」

「おっ、わかる? あと腹筋も割りたいなー」

「そういえば、なんで最近鍛えてるの?」

「え……。……鍛える理由なんて、いっこしかないじゃん」

「なに?」

“あなた”は理由に思い当たらず、彼に問う。

「はあ……言わせるの、それ?」

「もっと、俺のこと好きになってもらいたいから。……それ以外にないって」

「あー……。ふふ、なるほど」

「っ……なんで笑うの! せっかく人が必死にさー……!」

「ごめんごめん、嬉しくて」

彼が顔を真っ赤にしながら言うのを見て、“あなた”は笑うのを止めなければと思いつつも、彼のあまりの可愛さに笑いを止められずにいた。

「……ははっ。まあ、嬉しいって思ってくれたんなら、いいけど」

「もぐっ……。ん、ごちそうさま! おいしかったー」

「私も、ごちそうさま」

“あなた”と彼は焼きそばを食べ終えると、満足そうに微笑み合う。

「お腹いっぱいになったね。はあ、外で食べるご飯って最高!」

「ん、ゴミこっち。ちょっと待ってて」

彼は“あなた”のゴミもひとまとめにすると立ち上がり、ゴミ箱に捨てに行った。
ゴミを捨て終えた彼は、“あなた”のところに戻ってくると、ボートのある池の方に視線を向ける。

「――さて、ボート行こっか!」

「うん!」

“あなた”も立ち上がり、二人で池へと向かって歩いて行く。
池が近付いてくるに従って、水辺特有の匂いが鼻についた。

「あ、乗ってる人、結構いるね。はは、みんな楽しそう」

「すみません、二人乗りのボート、お願いします。じゃあ、これで」

彼はさっと支払いを済ませると、“あなた”を振り返る。

「ほら、あそこの青いやつだって。行こう」


彼は岸に並ぶボートの一つを指差した。
本日の公開はここまで!
次回の公開をお待ちください!

 

2017年12月22日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と思い出デートで♡編

出演:佐和真中
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