【かれピロ】同い年彼氏と思い出デートで♡編 シナリオ公開(3)
- 2017年10月24日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせしました!12月発売「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ」のシナリオ公開を更新です☆
今回も読みやすく、Hayami先生が書き換えてくださっていますよ!
“あなた”と彼は係員 の後をついて歩き、ボートの前にやって来た。
「えっと……ど、どうやって乗るんだろ」
彼はボートを前にあたふたする。
「ゆっくりですか? よっ……。わっ! はは、こわっ!」
係員に確認しながら、彼はボートに乗り込み、その姿を“あなた”は心配そうに見ていた。
「だ、大丈夫かな?」
「あ、でも思ったより安定感あるよ。……ほら、君も!」
彼はボートの上から手を差し出す。
“あなた”はその手を取り、ボートに乗る為に一歩足を踏み出した。
「うわあ!」
ボートに乗った瞬間、ぐらつきを感じ、“あなた”はそのまま彼の胸の中に飛び込む形になる。
転覆するかと思った“あなた”は胸を撫で下ろした。
「うわわわっ! あはは、大丈夫?」
「ふふ、うん。大丈夫!」
「ふふ。じゃあゆっくり座って……っと!」
「……ふう。よし、ここまで来たら、あとは漕ぐだけ! じゃ、出発~! おにーさん! 行ってきまーす」
二人でボートに座ると、彼は係員に手を振り、ボートを漕ぎ出した。
「うーん、漕ぐのって案外難しいかも。これ真っ直ぐ行ってる?」
「多分!」
さっきからずっと楽しそうにしている彼を見て、“あなた”は笑顔で返事をする。
「あはは、多分って。まあ、どうにでもなるよね」
「はあ……気持ちいいー。水の音って、癒やされない?」
「俺、田舎育ちだからさ。小学生の頃は、いつも川に行って遊んでたんだ。川沿いを少し上ったところに、小さい滝があって……そこから聞こえる音がすっごく綺麗でさ」
「あ……そうそう。一回、滝の傍に座って音を聞いてるうちに、眠っちゃったことがあったんだ。そしたら、いつのまにか夜になってて……心配した両親から連絡があったらしくて、お巡りさんが探しに来てくれた」
「わあ、それは心配だっただろうね」
「うん。もう帰ってから物凄い勢いで怒られたよ。あんなに叱られたのは、後にも先にもあれが最後じゃないかなー。あれは本当に申し訳なかった」
「でも、わからなくもないな。心地いいよね、水の音」
そう言って、“あなた”はオールが立てる水音に耳を澄ました。
「だよね。水の音って、いつまでも聞いていたい って思う。池で鯉が跳ねる音も、雨の音も……」
ボートが前に進む度に耳に届く水の音に“あなた”も彼もうっとりとしていた。
本日の公開はここまで!
次回の公開をお待ちください!
2017年12月22日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と思い出デートで♡編
出演:佐和真中
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