【かれピロ】幼馴染彼氏と暑い夏の日に♡編 シナリオ公開(1)
- 2017年07月1日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせしました!
ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:幼馴染彼氏と暑い夏の日に♡編」のシナリオ公開を開始しました!
今回も読みやすくHayami先生が書き換えてくださっていますよ!!
炎天下の中、“あなた”は彼が買ってきたアイスクリームを欲しがった。けれど、“あなた”が体重を気にしていることを指摘して、彼はカロリーの低いかき氷バーを勧めてくる。
アイスクリームが食べたい“あなた”は口を尖らせ、ベッドで隣に座っている彼を見た。
「むくれんなよ。ほら、一口やる。これならいいだろ。大体、今だって痩せすぎなんだよ、体型なんてどーでもいいのに……」
「え?」
彼はアイスクリームをすくうと、“あなた”をちらっと見る。
「なんでもねぇよ。はい、あーん」
「あーん」
“あなた”は大きな口を開けて、彼がくれるアイスクリームを待つ。
しかし、彼は“あなた”の口に入れる直前でアイスクリームを自分の口へと運んだ。
「なーんてな、あむ。ん、美味い、やっぱ380円は違うわー」
「ひどい!」
「バーカ、ひっかかってやんの。めちゃくちゃ古典的なやつじゃん」
「うー、ちょうだいっ」
「やーだ。欲しかったら、力尽くで奪ってみるんだな」
「圭介~」
“あなた”はアイスクリームを持っている彼に、果敢にも飛びかかった。
けれど、ベッドが軋んだだけで、“あなた”は彼からアイスクリームを奪うことは出来なかった。
「おうおう、やる気満々じゃねーか。ほーら、早くしないと溶けるぞー。なんせこの気温だからなー」
彼の挑発に乗るのは若干癪だったが、“あなた”は何度も彼からアイスクリームを奪おうとチャレンジする。
「お? ほーら、おうおう? ハハッ」
「お前の短い手じゃ届かねーよ」
「むー……」
“あなた”はむすっとした顔をした後、彼に突然抱きついた。
「うおっ!? ななななんだよ、抱きついてくんな、あっちぃだろ!!」
抱きつかれるとは思っていなかった彼は、明らかに動揺している。
「逃がさない」
「あんだよ、強気じゃねーか」
「ちょうだい」
「し、仕方ねーな。ほら、ひと口」
彼はとうとう観念して、“あなた”に一口アイスクリームをすくって食べさせた。
「美味いだろ? お前のかき氷バーとはちげぇんだよ」
「もっと欲しい」
「もうダメ。やらねーよ。それよか、お前タダでもらえると思ってねーだろうな?」
「え?」
彼は“あなた”の手を握ると、かき氷バーにかじりついた。
「あむ、うん、うめー」
「ああっ、私の食べた!」
「お前が俺のアイスを食べたんだろうが。よって、俺にはこのかき氷バーを食べる権利がある。あむ、んん、あ、頭にキーンときた……」
彼は容赦なく、“あなた”のかき氷バーを食べ続ける。ようやく、満足したのか彼が“あなた”の手を離した頃にはかき氷バーは半分になっていた。
「半分しかない……」
「なんだよ、半分残してやっただろ。良心的じゃねーか」
「ひどい……」
「……へ?」
「なんでそんなことするの……」
「うわっ、な、なんだよその顔は! 俺がすごい極悪人みたいじゃん」
「だってそうでしょー」
「泣くな、泣くなって! ああもう、お前は昔から食い物のことになるとマジになるっつーか……!」
「アイスー」
泣き出す “あなた”を見て、彼は慌てふためく。
「わかった! わかったから! 俺のアイスやるから、ちょっと落ち着け!」
彼の言葉に“あなた”はぴたりと泣き止んだ。
「ほんと?」
「ほんとほんと、全部やるよ。それならいいだろ。ほら、かき氷バーと交換な」
「うん」
“あなた”は彼の提案をあっさり受け入れ、かき氷バーとアイスクリームを交換する。
「っとに、しょうがないヤツだな……。あむ、ま、かき氷バーも夏ならではだよな。このシャリシャリ感がたまんねー」
現金な“あなた”を見て、彼は呆れながらもかき氷バーにかじりついた。
本日のシナリオ公開はここまで!
次回の更新をお待ちください!
※製作上の都合により、収録される内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。
※前作のジャケットです。
2017年8月23日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
幼馴染彼氏と暑い夏の日に♡編
出演:魁皇楽
※本作は「幼馴染彼氏と夜の保健室で♡編」をお聞きいただかなくともお楽しみいただけます。
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