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【ブーケ】禁断情事:妻帯者と私 シナリオ公開(2)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:妻帯者と私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr/伴茶弐/六条太助/田 七朗

ステラワース限定版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr

連動購入特典出演

杉崎和哉

伴茶弐/スープカライJr


Part.2「幸せなら」

お酒が入ると最初に砕けるのはやっぱり秀介だ。泰之の結婚が羨ましいとぼやいている。
泰之の奥さんは資産家の娘。だから泰之も次期社長の席が約束されている。男の人はやはりそういうものが羨ましいと思うのかもしれない。

「秀介や皆は結婚しないの?」

羨ましいと言われた泰之が苦笑交じりに返すと秀介は嫌そうな顔で「できたらしてるっつーの」と鼻を鳴らした。それに同意するように総司もぼやく。

「そうそう! 好きな人がいたって、気持ち伝えられなかったりするしな」

どうやら総司には気になる人がいるらしい。思わずピュアだと言うと、「俺ほどピュアなやついねえと思うぜ」と何故かドヤ顔で言っていた。けれど総司の好きな人トークは長くは続かない。瑞貴がバッサリ切って、泰之に目を向けた。それは、私がずっと気にしていたことを聞くため。
慌てる私に泰之が「なんでも聞いてくれて構わないよ」と優しく微笑んでいた。それでも言えずにいると瑞貴が代わりに口火を切った。

「泰之、あんた今仕事はどうなの? 充実してる?」
「えっ?」
「せっかく憧れてた業界に入って、仕事も順調だったのにヘッドハンティングされて違う道に行ったのをこの子も皆も心配してるのよ」

泰之は大学卒業後、目標にしていた会社に就職した。私も皆もそのために泰之がずっと頑張っていたことを知っていたから。泰之は一瞬視線をさまよわせて――。

「そう、だね……たしかにやりたいことはできなくなったけど、充実はしてると思うよ。
今の会社は前の会社の取引先だし、繋がりもあるから」

歯切れ悪くも聞こえたけど、泰之は笑っていた。だから私たちもそれ以上のことは言わなかった。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回の更新をお待ちください!

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

2017年7月26日発売
禁断情事:妻帯者と私
出演:杉崎和哉 ほか
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