【かれピロ】一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編 ステラワース限定版 シナリオ公開(2)
- 2017年06月7日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせいたしました!
6月発売の「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編」のステラワース限定版のシナリオ公開更新です!
今回もHayami先生が読みやすく書き換えてくださっていますよ!
彼の二日酔いが治まってきた頃、彼のお腹がぐぅと鳴った。
「あ。そういえば、昨夜はろくに食べてないんだっけ。君はお腹空いてない? ごめんね、気が回らなくて」
「そういえば、少し」
「だよね……何か頼もうか。……それともいっそ、外に食べに行く? その方が早いかな?」
「え、私作るよ?」
「えっ、作ってくれるの……?」
彼は驚いたように“あなた”を見る。
「篤史さんの腕には劣るかもしれないけど」
“あなた”は小さな声で言った。それは明らかに自信のなさからくるものだった。
「いや、僕の料理なんていつも適当だから……。それより、本当に君が作ってくれるの?」
「嫌?」
“あなた”は心配そうに彼の顔を覗き込む。
「ううん、そんなわけないじゃない。君が手料理を作ってくれるなんて、初めてだから、嬉しくて……」
「そうだっけ」
「そうだよ。あー……、でもそっか。僕たち大抵行きつけのバーの後、その上のホテルに行くからね……。君を部屋に呼ぶことってあんまりなかったし……」
「私の部屋にも一度だけだね」
「うん、一度だけ呼んでもらったね。君の部屋に行ったときは嬉しかったな」
「それであのときは……そうだ、結局ピザ頼んだから君の手料理じゃなかったんだ……半年一緒にいても、意外とやってないことってあるんだね」
「半年ってあっという間だね」
彼と“あなた”は半年間の出来事を思い出しながら、懐かしそうに振り返る。
「うん、あっという間だった。でも、そうか……。君の手料理を食べられるっていう楽しみがあったんだね」
「じゃあお試しでどう?」
「嬉しいな。お試しなんて言わずに、毎日作ってもらいたいぐらい。……って想像してたら、なんかもっとお腹空いてきたかも……」
「そういえば頭痛も治まってるし、お腹が空いたってことは問題ないってことだよね」
「よかった、元気になったみたいだね」
「それで、何を作ってくれるの?」
「何が食べたい?」
「僕? そうだな……うーん、お味噌汁とか、かな……。定番過ぎるかな?」
「そんなことないよ。具のリクエストは?」
「うーん、あっさりめの具がいいなぁ。豆腐とか、だいこんとか」
「他に食べたいものは?」
矢継ぎ早に質問され、彼はしばし考える素振りを見せた。
「そうだな、卵料理があると嬉しいな」
「材料はある?」
「えーっと、冷蔵庫には何があったかな……。卵はある。大丈夫。他には……ハムがあったな、挽肉も。きゅうりとか野菜もあるし、にんじんとだいこんはいつも切らさないし……あ、味噌汁にだいこん使えるね」
「なんでも出来そうだね」
“あなた”は彼の冷蔵庫の中身の充実ぶりに驚きながら、メニューを何にしようか思考を巡らす。
「自炊してるからね……。なんだかんだで材料はいつも揃ってるんだ。
だから、冷蔵庫の中身はなんでも好きに使って。調味料は冷蔵庫の横の棚にあるから、すぐにわかると思う」
「一応片付けてるつもりではあるけど、男のひとり暮らしの台所だから綺麗じゃないかも。その辺は目をつむって欲しいな」
「なんだか意外」
「そんなに意外かな? 僕も結構大雑把なところがあるよ」
「ふふ、そうなんだ」
「そうだよ」
「では作るとしますか」
「お願いします」
“あなた”はベッドから抜け出すと、キッチンへ向かった。
今日の公開はここまで!
次回の更新をお待ちください☆
※制作の都合上、一部変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
2017年6月28日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編
出演:四ツ谷サイダー
※本作は「一目惚れ彼氏と高級ホテルで♡編」をお聞きいただかなくともお楽しみいただけます。
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※「幼馴染彼氏と暑い夏の日に♡編」と「同棲彼氏と海外旅行で♡編」との連動購入特典あり。