【かれピロ】年下彼氏とスケートデートのあとで♡編 シナリオ公開(1)
- 2016年12月29日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせいたしました!
2月22日発売予定の「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:年下彼氏とスケートデートのあとで♡編」(出演:吉村カートマン)シナリオ公開です☆
彼と一緒にスケートリンクに来た“あなた”は、慣れないスケートで転んでしまった。
そんな“あなた”に彼は優しく手を差し伸べて――。
「ふっ、足がぷるぷるしてますね」
“あなた”を引っ張り上げた彼は、不安定な“あなた”の足元を見て、くすっと笑う。
“あなた”はその場にどうにかして立とうと、彼の手をめいいっぱい握った。
「てか、そんなに力強く手握らなくても大丈夫ですって」
「バランスが取れなくて……」
「バランスか……。こう……膝に重心をかけたら、滑りやすくなりますよ」
「転びそうになったら、しゃがむと良いっす」
“あなた”は彼の言った通りにしてみるものの、その足元は未だおぼつかない。
「手、離しますから、頑張って滑ってみてください」
「えっ!?」
彼は言い終わると同時に“あなた”の手をぱっと離した。
「急には無理だよ」
「何ごとも経験ですよ~。ほら、頑張れ!」
“あなた”は少し不服そうに彼を見るけれど、彼はそんな“あなた”を少し離れて見ている。
辛うじて、“あなた”はその場に立つことが出来た。けれど、一歩を踏み出そうとしたものの、ただ単にその場で足踏みをするだけで終わってしまった。
「……って、何してるんすか。前に向かって滑ってくださいよ?」
「わかってるんだけど。進まなくて……」と
「もう、しょーがないなー」
彼は呆れ顔で“あなた”の隣にやってくる。
“あなた”は彼が近くに来てくれたことにほっと胸を撫で下ろした。
「ふっ……本当、先輩といると楽しいっすね」
「ほら、俺の手握って。今度は離しませんから……」
彼の言葉に頷くと、“あなた”は彼の手をぎゅっと握る。
「ゆっくりで良いですから、膝に重心をかけて……。そのまま、少しずつで良いから進んでみてください」
「怖がってたら、いつまで経っても滑れませんよ?」
“あなた”は再度頷くと、少しずつ前へと進む。
ブレードと氷が接触するたどたどしい音が耳に届いた。
「うん、いい感じ! だいぶコツ掴めてきたんじゃないですか?」
「このまま一周、しちゃいましょ!」
「が、頑張る……!」
“あなた”は握った彼の手を更にぎゅっと握る。
緊張から自分でも心臓がドキドキと速く打つのがわかった。
「んじゃ、行きましょうか」
彼と“あなた”はゆっくりと滑り出す。
「そうそう、その調子……」
「これなら、一人でも滑れそうかも」
前にきちんと進めたことで安心感を得た“あなた”は、キラキラとした目で彼を見上げた。
「そうですか? じゃあ、手離してますよ……」
彼がそっと手を離すと、“あなた”は少し危なっかしくも前へと滑っていく。
「滑れた!」
「おー! やりましたね、先輩!」
「思ったよりも、上達早かったですね」
彼の笑顔に“あなた”は応えるように微笑んだ。
今回の更新はここまで!
次回の更新をお待ちください☆
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2017年2月22日発売予定
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
年下彼氏とスケートデートのあとで♡編
出演:吉村カートマン
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