【かれピロ】年下彼氏とスケートデートのあとで♡編 シナリオ公開(2)
- 2016年12月30日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
2月22日発売予定の「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:年下彼氏とスケートデートのあとで♡編」(出演:吉村カートマン)シナリオ公開更新です☆
手近にあった椅子に“あなた”と彼は腰をかける。
そして、 “あなた”が上手に脱げないスケート靴を彼は器用に脱がせてくれた。
「……ねぇ先輩、ちゃんと楽しんでます?」
「え? どうして?」
心配そうに“あなた”の顔を覗き込む彼に、“あなた”は驚いて言葉を返す。
「いやぁ、俺ばっかり楽しんでたら申し訳ないな~と思って」
「スケート行きたいって言ったの俺ですし……」
「そんなことないよ。すごく楽しいし!」
「……先輩ってば、優しすぎ」
「でも、一緒に来れて良かったっす」
「私も、来れて良かったよ」
「へへっ、そう言ってもらえて安心しました」
「あっ、そーだ! 靴脱がせてあげたお礼に、ぎゅってしてくれても……」
「人前だからダメ……!」
調子に乗る彼を“あなた”は優しく窘める。
「え~……残念」
「……じゃあ、あとで二人きりになったらしてくださいね」
「考えとく……」
おねだりしてくる彼が可愛くて、“あなた”は満更でもなさそうに答えた。
「ふふっ、楽しみにしてます」
嬉しそうに笑う彼を見て、“あなた”は何だか心の奥の方がほっこりと温かくなるのを感じる。けれど、スケートリンクということもあり、肌寒さはあった。
「もしかして先輩、寒かったりします?」
「少しだけ……」
「やっぱり! リンクの上、結構冷えますもんね。ほっぺた、赤くなってますよ」
「そうだ……!」
彼は何か良いことを思いついたように声を弾ませると、突然“あなた”の頬に触れる。
「やっぱり、先輩ほっぺた頬すげー冷たいっすね」
「どうっすか? 俺の手……あったかいっしょ?」
「でも、手冷えちゃわない?」
「大丈夫ですよ。滑ってたら、だいぶ体あったまりましたからね」
「それより、先輩のほうこそ、体冷やさないようにしてくださいよ」
「ん、ありがとう……」
“あなた”はそう言って、自分の頬に当てられた彼の手に何とはなしに頬ずりをした。
「本当だ。すごくあったかい……」
「……先輩、可愛すぎ」
彼の言った言葉が上手く聞き取れず、“あなた”は小首を傾げる。
そんな“あなた”を見て、彼は繕うように慌てて言い訳を始めた。
「お、俺……新陳代謝がいいみたいで、すぐ汗かくんですよね」
「あとでちゃんと拭かないと……」
「私、小さいのなら持ってるよ」
彼の気持ちに気付かずに“あなた”は彼に小さなタオルを差し出した。
「え? でもそれ、先輩のですよね?」
「しかも、可愛いタオルだし……さすがに悪いですよ」
「風邪引いたら大変でしょう」
“あなた”の優しさに彼は頬を緩め小さなタオルを受け取る。
「……じゃあ、今度洗って返します」
「いいよ、そんなの」
「先輩が良くても、俺の気が済まないんで」
「じゃあ、お願いしようかな」
「了解です! じゃあ、タオルちょっと借りますね」
彼は遠慮がちに“あなた”に借りたタオルで汗を拭った。
「あ~……中のインナーも、替え持ってくれば良かったな~」
「汗が冷えたら、少し寒くなってきたかも……」
「だ、大丈夫?」
「ああ、へーきっす! 俺、身体は丈夫なほうですし」
彼は汗を拭き終わると、すっくと立ち上がる。
「……よし。じゃあ、靴も履き替えたし、行きますか!」
“あなた”は彼を見上げて、笑顔で頷いた。
今回の更新はここまで!
次回の更新をお待ちください☆
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2017年2月22日発売予定
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
年下彼氏とスケートデートのあとで♡編
出演:吉村カートマン
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