【かれピロ】年下彼氏とクリスマスに♡編 Cheese!さまシナリオ公開(2)
- 2016年12月23日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:年下彼氏とクリスマスに♡編」 Cheese!スペシャルトラックのシナリオ公開を更新!
今回もHayami先生が読みやすく書き換えてくださっています☆
料理を美味しそうに食べる彼の口元には、ついさっき口に入れたカプレーゼに乗ったチーズがついていた。
「口についてる」
「え、ついてる? マジで? どこ?」
「ここ……」
“あなた”は彼の口元についているチーズを拭う為に舐めた。
「っ……! ちょ、舐めんなって!」
「拭いてあげたほうがよかった?」
真っ赤になってまくし立てる彼に“あなた”は平然としている。
「いや、自分で取れるっての……こんくらい!」
「……あのさ、ぜってー面白がってるだろ? そんなことやってっと、襲っちまうぞ?」
「ええ?」
わざとらしく、“あなた”はとぼけて見せた。
そんな“あなた”に彼は突然口づける。
「!?」
「……ははっ、自分から仕掛けといて、キスされるのは照れるんだ?」
彼は恥ずかしそうにしている“あなた”をぎゅっと抱きしめた。
「……会社帰りに先輩の手料理が食えるって……幸せ。なんか、結婚してるみたいだよな」
「何、急に……」
「先輩と一緒だと、安心するってつーか……。ストレスとか、嫌なもんが全部抜けて、ホッとする」
「なんかいいよな、こういうの……。先輩が玄関で出迎えてくれて、声が聞けて、こうして抱き締められるってさ。もし、結婚したら、これが普通になるんだよな……」
「俺、先輩がいねーとダメかも……」
彼はそこまで言うと、身体を離した。
「もう……」
彼はどこまで本気なのだろう、と思いながら、“あなた”は彼の横顔をじっと見つめていた。
「っと、シチュー冷めちまうよな」
彼がシチューを食べている横で“あなた”はグラスを手に取り、残っていたワインを一気に飲み干した。
「……つか、先輩今日ピッチ早くね? 平気なの?」
「おい……? あー、やっぱ一気に飲み過ぎ……」
“あなた”はふわふわとした良い気持ちで彼の肩に頭を乗せる。
「……?」
“あなた”は体勢をそのままに、目だけを動かして彼を見た。
「どうしたんだよ、じっと見て……。酔った? まあ、くっついてくれんのは嬉しいけどさ」
「……それ、誘ってんの?」
「……」
「素直に誘えないから、酒の力に頼った……とか? 図星だろ」
「ち、違う」
慌てて、“あなた”は彼の言葉を否定する。
「ホントに?」
「ホントに」
「はいはい」
彼は笑いながら“あなた”の答えに頷いた。
今回のシナリオ更新はここまで!
次回更新と発売日を楽しみにお待ちください!
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2016年12月24日発売
付録特典CD付!月刊Cheese! 2017年2月号
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