【淫魔】一途な誘惑・多情な誘惑 シナリオ公開(10)
- 2016年09月4日
- 淫魔
柊三太さん出演ドラマCD「淫魔:一途な誘惑・多情な誘惑」(9月28日発売予定)シナリオ公開を更新♪
果てた“あなた”を多情な淫魔は頬を紅潮させながら見据えていた。
「精気で……体が満ちていく……。この充足感……たまらない……」
身体の中がヒクつくのを感じながら、“あなた”は多情な淫魔にしがみつく手に力を入れた。
そんな“あなた”を彼は愛おしそうに見つめると、首筋に唇をあてがった。結合した部分だけでなく、首筋にも快感が走る。
「ああ、どうしてだろう……。こんなにも満たされているのに、もっと欲しいと感じてしまうのは……。まだ、君が足りないんだ。ねえ、君にはわかるのかな……? この不可解な気持ちが……」
“あなた”が果てたことをわかっていながらも、多情な淫魔は“あなた”の身体を抱き起こすと、自分と同じ方向に向くように抱きかかえた。
密着した肌と肌が熱い。
「精気は十分に吸えたのに……。どうしよう、君が欲しい。もしかしたら、今感じているこの気持ちが、誰かを本気で好きになるってことなのかもしれない……ははっ、一人に絞るなんて絶対ごめんだと思ってたけど、こんな満たされた気持ちになるなら、恋というのも悪くはないね」
多情な淫魔は“あなた”の耳に唇を這わせながら囁き、髪をそっと撫でた。
「綺麗な髪だ……。ねえ、もっと君の身体をじっくり堪能させてくれないかな」
多情な淫魔は挿入していたものを抜き、“あなた”を自分の方へと向かせる。
「今まで君を求めることに夢中になってたけど、こうして見ると……すごく良いね。とても綺麗だ……肌は透き通るようだし、頬はほんのりピンク色に上気していて……胸は優美な丸みを帯びている……なんて美しいんだろう……。こんな美しい身体を、他のやつになんて渡したくないよ……。俺を選んで。君があいつを選んだら仕方ないなんて言ったけど、俺以外を選ぶなんてとても許せそうにない……」
今までどこか余裕のあった多情な淫魔の瞳には、もはや余裕など微塵もない。
それほどまでに彼は“あなた”への想いをこの少しの時間で募らせていた。
次回は、【 9月5日 】更新予定!
お楽しみに☆
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2016年9月28日発売予定
ドラマCD「淫魔」
一途な誘惑・多情な誘惑
出演:柊三太
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