【淫魔】一途な誘惑・多情な誘惑 シナリオ公開(5)
- 2016年08月21日
- 淫魔
柊三太さん出演!ドラマCD「淫魔:一途な誘惑・多情な誘惑」(9月28日発売予定)シナリオ公開更新♪
一途な淫魔に“あなたが欲しい”と伝えた“あなた”は、恥ずかしくなって俯いた。一途な淫魔も“あなた”の気持ちを知って、頬を赤く染める。
「……っ、お前が、欲しいって思ってくれるのは、嬉しい。だが……無理をしていないか? 強がってみせてるだけじゃないのか?」
「そんなことない」
“あなた”はそう言って、首を振った。
「そう、なのか……」
一途な淫魔は“あなた”の気持ちが嬉しくて、力いっぱい“あなた”を抱きしめる。その力強さに“あなた”の鼓動は高鳴った。何かに期待をしているのか、それともたった数分で彼に恋をしてしまったのかはわからない。けれど、一途な淫魔を欲しいと思う気持ちだけは確かなものだった。
「……っ、好きだ…! 今はお前を思いっきり抱きしめさせてくれ……。叶うならば、ずっと傍にいて欲しい……。ふふ、本当ならさらってしまいたいところだ。だが、それではあいつに会わす顔がない。あの淫魔とは腐れ縁で……不思議と嫌いではない。だから、お前があいつのことを知った上で、俺を選んでくれることを願おう。今は、もっとお前を味わわせてくれ……」
一途な淫魔は“あなた”の頬に触れると、今日何度目かの口づけをした。最初はただ何度も唇を重ねるだけだったものが、次第に深くねっとりとしたものへと変わっていく。
彼の舌が奥深く入ってくる度に“あなた”の口からは甘い声が漏れた。
「口の中……蕩けそうだ……ん……っ、唾液すら甘いなんて……」
“あなた”の唾液を飲み干した後、一途な淫魔は恍惚の笑みを浮かべながら言う。
そして、我慢しきれなくなったとでも言うように“あなた”をベッドに押し倒し、 “あなた”の肌に吸い付いた。何度も繰り返し肌に吸い付かれ、“あなた”はその度に甘ったるい声を上げる。
「ああ……真っ赤な花が身体中に散らばっているようだ……痛くはないか?」
“あなた”は首を左右に振り、一途な淫魔を受け入れ続けた。
「ん……ここも、ん……ここにも……。お前の全部に、私の証を残したい……」
そう言って、一途な淫魔は“あなた”の肌にいくつもの口づけの痕を夢中で残し続けた。
次回は、【 8月23日 】更新予定!
お楽しみに☆
2016年9月28日発売予定
ドラマCD「淫魔」
一途な誘惑・多情な誘惑
出演:柊三太
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