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【淫魔】熱血な誘惑・怠惰な誘惑 ステラワース限定版シナリオ公開(5)


2016年5月25日発売予定!

寺竹順さん出演ドラマCD淫魔「熱血な誘惑・怠惰な誘惑」のシナリオ公開を更新☆

今回がラストです!
今回もHayami先生が読みやすく小説風にしてくださいましたよ☆

 

“熱血な淫魔”は果てると、“あなた”をじっと見つめていた。

 


「俺……なんか変だ。おねーさんを全部、俺だけのものにしたいって思ってる……」

「へえ、お前がそんなこと言うなんてね。俺にも取られたくないの?」

「わ、わかんねーけど、モヤモヤする……

「なら、勝敗をつける?」

「え……」

“怠惰な淫魔”の提案に“熱血な淫魔”はきょとんとした顔をする。

「俺とお前、どっちが先にお姉さんをイカせられるか、勝負しよう」

「! そ、それなら俺、絶対負けない!」

“熱血な淫魔”は自信満々に胸を張る。

「俺だって負けるつもりはないよ。ねえ、お姉さん、俺の咥えて? そうするだけで興奮すること、もう分かってるんだからね」

「違うよ、おねーさんは俺に挿れられる方が断然感じるよな!」

“怠惰な淫魔”は“あなた”の口に、“熱血な淫魔”は“あなた”の身体に自分のものを突き立てた。

上からも下からも突かれ、“あなた”は身じろぐことしか出来ない。ベッドが軋む度、快感の波が“あなた”を襲った。

「く……っ、もう、加減しないから……! 俺のでイッて……!」

「ん……っ、ふ……そんな顔して……、もう俺のがなきゃ物足りないでしょ……?」

「ふ……く…………っ、ぅ…………中、締まる…………っ!」

「は……ぁ…………っ、あっという間に、男の味覚えちゃったね……」

2人の淫魔は腰を振りながら、快感に身悶える“あなた”の姿を見据える。

「ふ……っ、く…………ぅ…………っ、ぅ……あ…………っ、ん…………っ

「く…………っ、ぁ…………っ、ふ…………ぅ…………っ、ぐぅ…………っ」

「は……この精気……! もう、甘くて気が変になりそう……ぅ……っ、ぐ…………っ」

「……ん……っ、お姉さんの精気に溺れちゃいそうだよ……っ、ふ…………っ」

「おねーさん、大好き……っ! ぐ…………ぅ…………――っ!」

「お姉さん、あなたは俺達のものだよ……く…………ぅ…………――っ!」

“熱血な淫魔”も“怠惰な淫魔”も同時に果てると、肩で荒い息をつきながら、“あなた”の顔を覗き込んだ。

「はぁ……はぁ……っ、はぁ…………。あれ、おねーさん? おねーさん!」

「気を失ってる……。ちょっと無理をさせちゃったかもね。勝敗聞きそびれちゃったな」

「でも……」

「ん?」

「独り占めしたい気持ちは本当だけど、でもこんなに気持ち良くなれるのは三人じゃなきゃ出来ない気がする……」

「……それって、勝敗をつけなくていいってこと?」

「……うん。ごめん。俺おねーさんのこと好き過ぎてぐわーって色々考えてバカになっちゃったけど、やっぱり三人がいい……」

「ふ、ハハ、ホントバカ。でもそういうところがお前の良いところだよ」

「ホントごめんな!」

「別に謝んなくていいって。お姉さんにもそう言えばいい。これからもずっと一緒にいようねって」

「うん。おねーさん、早く目ぇ覚まさないかな……」

“熱血な淫魔”は“あなた”の顔を心配そうに見つめる。

「こういう時は……王子様がキスすれば目を覚ますかもよ」

「王子様って、俺? それともお前?」

「うーん、俺達二人とも王子様でいいんじゃないか?」

「ハハ、二人共か! それいいな! じゃあ、早く目を覚まして……。ん……」

「ねえ、あんまり俺達を待たせないでよ……。ん……」



“熱血な淫魔”と“怠惰な淫魔”は思い思いに口にすると、気を失っている“あなた”の頬に優しく口づけた。

 

シナリオ公開はここまで!
発売まで楽しみにお待ちください♪

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

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2016年5月25日発売
ドラマCD「淫魔」
熱血な誘惑・怠惰な誘惑
出演:寺竹順
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