Velvet Vice

Velvet Voice(ベルベットボイス)レーベルリリース一覧

【ブーケ】禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと) シナリオ公開(3)『今度は笑うんだな』


7月発売のドラマCD「禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)」のシナリオ公開を更新♪

脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆

お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)キャスト

涼太  :佐和真中
小宮 充:八王子タカオ
神塚高司:椎名優
父   :お代官.様
母   :西野玖海


■シナリオ公開Part3『今度は笑うんだな』

「あー……お昼まだっていうから俺が連れてきたの」

「充……」

「そんなおっかない顔するなよ。善意よ、善意。純粋な」

説明してくれた小宮さんにお義兄ちゃんは冷たい視線を向けていた。
過保護なお義兄ちゃんらしい一面はいつもと変わらない。不安は杞憂だったのかもしれない。

彼女の存在についてはまだわからないけど、今はそれでいい。
ほっとしていると神塚さんが小宮さんに白い目を向けて呟く。

「嘘くさい」

「なんだと、こら」

小宮さんが笑顔で口が悪くなるところを見るのは神塚さんといる時だ。
二人の言い合いはじゃれあっているだけだと、以前お義兄ちゃんに聞いたことがある。
だから、お義兄ちゃんも二人を相手にしない。ただ心配そうに私の隣にやってきた。

「小宮さんは何も悪くないから」

とりあえず小宮さんが潔白だということを話すと、お義兄ちゃんはようやく表情を緩めた。

「はー……そっか。まあ、充のあの軽さは挨拶みたいなもんだしな……っていうか、こんな時間まで昼食べてないって何してたんだ?」

「レポート、提出に行ってて……」

「……なるほどね。じゃあ真面目にレポート出しに行って、お昼が遅れたお前に、何かご馳走してあげるよ」

私はすぐに甘えることができずにいた。
それはお義兄ちゃんが真剣な話をしているように思えたから。邪魔をするのは気が引けたから。
それを伝えると一瞬、お義兄ちゃんの顔色が変わった。

「っ、聞いてたのか……どこまで……?」

「よく聞こえなかったけど、なんか真剣な顔してたから……」

彼女がいるのか、なんて聞けるはずもない。
話の内容が曖昧にしかわからないのも事実で、そう答えるとお義兄ちゃんはほっとしたように微笑んだ。

聞かれたらまずいことだったのだろうか。一瞬そんなことを考えたけど、今のお義兄ちゃんは普段と変わらない。

「ほら、何か買いに行こう。多分まだランチセット残ってると思うし行ってみよう」

だから私も笑顔でお義兄ちゃんの隣に並ぶ。
けれどカウンターへ向おうとしたその瞬間、喧騒の中で小宮さんの声が微かに聞こえて一瞬、胸がドキリと騒いだ。

「なあ高司……妹ちゃんと涼太ってもしかして、血、繋がってない?」

私たちの関係は特別隠しているものでもない。
義理の兄妹なんて、探せばどこにだっている。

二人の会話は何となく気になったけど、私はそのままお義兄ちゃんの後について行った。


今回の更新はここまで!
次回の更新は【 5月23日 】を予定しています!
お楽しみに☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

商品紹介

【切り取り・SAMPLE入り】禁断ジャケ絵01

2016年7月27日発売予定
禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)
出演:佐和真中 ほか
ご予約はこちら
ステラワース限定版のご予約はこちら

お義兄ちゃんと義妹 Story

ある日、両親の旅行で義兄と2人きりで留守番をすることになった“あなた”。
2人きりで過ごせることを楽しみにする“あなた”だったが、義兄が深刻な様子で
親友の神塚に何かを相談しているのを目撃する。

2人きりの夜。食事の後、すぐに部屋に入ってしまう義兄。
一緒にいたい“あなた”は『一緒にアイスを食べよう』と部屋を訪ねるが、
しばらくすると義兄は神塚の家に行くと言い出す。
寂しそうな“あなた”を説得して出ていこうとするが……。

「俺の気持ちも知らないで……」
ついに抑えていた積年の想いを“あなた”にぶつける義兄。
押し倒された“あなた”は義兄の愛を知ることになる。

「本当にごめんな……」
“あなた”の耳元で聞こえてくるのは「謝罪」と狂おしいほどの「愛」の言葉だった――。

お義兄ちゃんと義妹 ステラワース限定版 Story

――「映画の続きと俺との続き、どっちがいい?」

想いが重なってから数日後。
朝寝坊する義兄の部屋に忍び込む”あなた”。
起こされた義兄は“あなた”と映画を見ようとするが、
部屋着姿に“あなた”に我慢できなくなる。
下には両親がいるが、義兄の行為はエスカレートして……。

「俺の声に弱いなんて嬉しいな……」
義兄に新しい弱点を見つけられて攻められる――。

連動購入特典 Story お義兄ちゃんと義妹Side

――「お前以外、考えられないから……」

ある日、両親の目を盗んで体を重ねていた2人。
義兄は“あなた”とこのまま秘密の関係で終わらせたくないと話す。
これから先も“あなた”と一緒にいるために、“あなた”を幸せにするために、
両親に打ち明ける決心をしたという義兄だったが……。

「決定的な場面見られてるんだから……言うことは一つだよ」
抱き合っている場面を見られてしまった義兄は選んだ行動は……。

LINEで送る
Pocket

Velvet Voice(ベルベットボイス)レーベルリリース一覧
ページのトップへ