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【ブーケ】禁断情事:妻帯者と私 ステラワースシナリオ公開(5)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:妻帯者と私」のステラワース限定版のシナリオ公開を更新です☆
ステラワース限定版は今回がラスト!

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr/伴茶弐/六条太助/田 七朗

ステラワース限定版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr

連動購入特典出演

杉崎和哉

伴茶弐/スープカライJr


Part.5「知らされた真実」

秋穗さんは乱暴の限りを尽くした。立派なお屋敷にあったインテリアは散乱して、陶器のものは割れていた。息を切らせて俯く秋穗さんに泰之はゆっくりと話し始めた。秋穗さんと出会った時のことや、そして何故結婚することになったのかを。何となくは知っていたけど、その内容で泰之が手も足も出ないような状態だった、ということがわかった。秋穗さんの言い分を聞いた泰之は淡々と話す。そして悲しそうだ。

「君が覚えているかわからないけど、僕は結婚を受け入れる時、まだ君を愛してはいないけど、それでもいいの? って聞いたよね?」

そんな約束があったのか。愛がないとわかっていても泰之を自分のものにしたかったのか。結婚観は人それぞれだけど、同じ女性としてそんな悲しい結婚があっていいのか、わからなかった。

「本当に、何の気持ちもなく私と結婚したの?」
「……最初は違った。困ったところもあるけど、一途に想ってくれる君のことを可愛いと思った。僕なんかに一生懸命話しかけてきてくれて」
「だったら……!」
「けど、君が僕の言葉に耳を貸してくれたことはなかった。出会ってから今日まで……ただの一度も」

泰之の言ったことが事実だと、俯く秋穗さんが示していた。泰之は私の傍にくると「嘘がつけなくなった」と呟いた。

「離れていてもずっと心配してくれていた彼女の優しさに触れて、本当の愛がほしくなったんだ。そして自分の過ちにも気づいた。見せかけの優しさは愛でもなんでもない。自分も君も傷ついていくだけだって」
「そんな……私は……!」

秋穗さんが何か言おうとしたけれど泰之はそれを遮った。もう何を言われても自分の気持ちは変わらないと、泰之は暗に告げているようだった。

「お願いします。別れてください」

泰之は秋穗さんに頭を下げた――。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回の更新をお待ちください!

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

2017年7月26日発売
禁断情事:妻帯者と私
出演:杉崎和哉 ほか
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