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【ブーケ】禁断情事:妻帯者と私 シナリオ公開(12)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:妻帯者と私」のシナリオ公開を更新です☆
本編は今回がラスト更新となります!

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr/伴茶弐/六条太助/田 七朗

ステラワース限定版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr

連動購入特典出演

杉崎和哉

伴茶弐/スープカライJr


Part.12「超えてしまった一線」

奥さんとの鉢合わせから二週間後。総司に背中を押され、私は泰之の元に駆け出していた。また泰之も奥さんを置いて私のところに来てくれた。総司の言葉が私たちを動かしていた。言えないまま終わっていた恋は時を経て動き出す。それは決して楽な道でも祝福される道でもない恋だけど、私たちは本当に好きな人だけに向かい合っていた。
泰之と初めて肌を重ねて、幸せを感じると同時に驚いたこともあった。普段は優しくて真面目なのに、ベッドではその性格が少し違う。

「泰之って本当はSでしょ?」
「さあ、どうかな……んん……はぁ……ベッドでこんなに興奮するのも……んっ……この時間を…んん……こんなに大事にしたくなるのも……はぁ……君が初めてだし……んっ…はぁ……好きな子とのセックスだからかな……そういう意味ではSかも……」

泰之は小さく笑いながら愛撫を繰り返す。熱を持って疼いているところを執拗に舐められて、水音がやらしく響いていた。

「余裕ないって言ってたのに、嘘つき」
「嘘じゃないよ。余裕なんて全然ない。その証拠に結構今、我慢してる……」

そう言われて私は上体を起こした。私だけされるのはずるいし、泰之にも気持ちよくなってもらいたい。ベルトに手をかけて脱がせると泰之のものは熱を持っていた。

「本当だ……」
「僕の見て確かめるなよ……。っ、もういいだろ。あんまり見られると――っ」

泰之が言い終える前に私はそっとそれを口に含んだ。大きくてちゃんとできるかわからなかったけど、ただ気持ちよくなって欲しくて舌を動かした。

「んっ……はぁ……あっ……んんっ……はぁはぁはぁ……ああっ……んっ……くっ…そこは、駄目だ……んっ……」

泰之は私から離れると真っ赤な顔で息を切らせていた。こういうところを見るといつもの泰之っぽくて安心する。私たちはクスクスと笑い合って、見つめ合う。
一線を越えるまでもうすぐ。どんなことがあっても私は泰之を支えたい。非難されることもあるだろう。けれど全部覚悟の上で私は人のものを奪うのだ。もう後戻りはできない――。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回の更新をお待ちください!

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

2017年7月26日発売
禁断情事:妻帯者と私
出演:杉崎和哉 ほか
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