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【ブーケ】禁断情事:妻帯者と私 シナリオ公開(9)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:妻帯者と私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr/伴茶弐/六条太助/田 七朗

ステラワース限定版出演

杉崎和哉

亜美/スープカライJr

連動購入特典出演

杉崎和哉

伴茶弐/スープカライJr


Part.9「もう一つの告白」

泰之と話をしてから一週間が経った。あれから連絡はない。私はというと総司の家に来ていた。この前送った時のお礼をしたいらしい。ビールを買い込んでくれていた。
それにしても今日は総司の様子がおかしい。

「あのさ……」
「?」
「秀介が言ってたこと……本当か? お前が泰之のことずっと好きだったってやつ」
「!」
「やっぱマジなんだな……彼氏、ずっと作らなかったのもそれが原因か?」
「そ、総司には関係ないでしょ」

あまり突っ込んで聞かれたいことではなくて、適当に言う。それに総司にまで心配をかけるわけにはいかない。変なボロを出す前に早々に帰った方が良いかもしれない。そう思っていた時、携帯が鳴った。ディスプレイには泰之の名前――。

「やす、ゆき……? お前、あれから泰之と連絡取ってたのか? まさか会ってるとか……」
「……うん」
「っ、いつだ? いつ会ったんだよ!」
「……一週間前。ずっと連絡はなかったけど」
「一週間……ははっ、それからずっと連絡ながなかったからその顔か?」

指摘されて思わず顔を伏せた。私は、泰之の電話に喜んでいた――。

「んな嬉しそうにして……。本気、なのか? わかってんのか? あいつは……既婚者なんだぞ」

総司が現実を強く突き付けたと同時に、着信が止んだ。

「わかってるよ」
「わかってねえよ!」
「!」
「わかってるなら、どうしてそんな顔してんだよ……!」

消えてしまいそうなほど小さい声。けれど手にした缶を握る手は強くて、総司の様子に怖くなった。その瞬間、総司の手は伸びて私を引き寄せていた。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回の更新をお待ちください!

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

2017年7月26日発売
禁断情事:妻帯者と私
出演:杉崎和哉 ほか
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