Velvet Vice

Velvet Voice(ベルベットボイス)レーベルリリース一覧

【ブーケ】禁断情事:ホストと私 連動購入特典 シナリオ公開(2)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:ホストと私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

皇帝/伊藤ヒロ/泥左衛門/飯田 進/横良 翔/船木ふな
金剛山寿一/小山田 樹/秦 弥助

ステラワース限定版出演

皇帝/船木ふな

連動購入特典出演

皇帝/伊藤ヒロ


Part.2「鋭い人」

やってきたバーは、以前学と私が月一で飲みにきていたところだ。通常のバーよりも営業時間が少し早いから、早めに来るとほとんどお客さんはいない。
ボックス席に入ってしばらくすると、三つグラスが置かれた。乾杯を済ませて一口お酒を含むと学がじっと私たちの方を見た。

「んで、なんでお前らそうなったんだよ? つーか、正人はなんでホスト辞めたんだ?」
「すげ……。本当に質問攻めだな」
「当たり前だっつーの」
「まあいいか。こいつと付き合うようになったのは単に昔の気持ちが抑えられなくなったから。ホストを辞めたのも、こいつとの時間を大切にしたかったから」
「え、じゃあ俺が連れてったことで?」
「そうだよ」

正直なのかもしれないけど、私のことを考えてと話されると少し恥ずかしい。相手がよく知っている学だから尚更だ。
けれど学は学で何故か項垂れている。

「マジか……。つーか俺、スーパー余計なことしてんじゃん」
「……学、さてはこいつのこと狙ってただろ?」
「――ゴホッ! お前、何さらっと言ってんだよ!」
「ってことは当たりだ」
「~~~~~~! ああそうだよ! まあ好きっていうか気になってたってやつだけどな」

学の気持ちがそんなことになっていたなんて知らなくて、私は思わず「そうだったの?」と尋ねてしまった。それは学の盛大な溜息を誘う。

「これだよ。まあ、意識されてないのはわかってたけどな! つーか、何で俺が色々聞かれてんだよ! 逆じゃねえか!」
「あ、そうだった。ごめん」

あっけらかんと話す正人くんに学は眉間に皺を寄せて溜息を吐く。きっと高校の時から二人はこんな感じなのだろう。だから学は気づいていたのかもしれない。正人くんが無理してホストをしていたことに。


本日のシナリオ公開はここまで☆
続きはCDでお楽しみください!

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。



2017年5月31日発売
禁断情事:ホストと私
出演:皇帝 ほか
ご購入はこちら
ステラワース購入のご予約はこちら
ドラマCD「禁断情事:妻帯者と私」との連動購入特典あり!

LINEで送る
Pocket

Velvet Voice(ベルベットボイス)レーベルリリース一覧
ページのトップへ