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【ブーケ】禁断情事:ホストと私 ステラワース限定版 シナリオ公開(5)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:ホストと私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

皇帝/伊藤ヒロ/泥左衛門/飯田 進/横良 翔/船木ふな
金剛山寿一/小山田 樹/秦 弥助

ステラワース限定版出演

皇帝/船木ふな

連動購入特典出演

皇帝/伊藤ヒロ


Part.5「新しい目標と意地悪な選択肢」

高校時代の正人くんは明るくて、前向きで、常に目標を持って生きていた人だった。そしてそれは今も変わっていない。新しい目標を教えてくれた正人くんの目は昔と同じように輝いていた。
そして「お前が見ててくれるなら、俺はどんなことでも頑張れる」と言って、私にこれからも傍に居て欲しいと言ってくれた。嬉しくて、幸せで、涙が溢れてくる。

「なーんで泣くかな?」
「だって……そこまで考えてくれて、想ってくれてるなんて……」
「……お前わかってねえだろ。俺がどんだけお前のこと好きだったか。どんだけお前のこと考えてたか」
「えっ……」
「あ、やっぱわかってねえ」
「ご、ごめ……」
「ったく……。お前に再会してからはずっとだぜ? 付き合うようになってからはお前との未来ばっか考えてたし」

正人くんは気持ちを惜しげもなく言葉にする。だから一度緩んでしまった涙腺はなかなか涙を止めさせない。嬉しい気持ちもあったけど泣き顔が見られるのが嫌で、私は正人くんに抱き着いてそれを隠した。

「可愛いー。泣いてる顔は見られたくねえってか?」
「うん……」
「そっか。んー……じゃあ、一瞬顔見せてみ? 一瞬でいいから」

言われて顔を上げると、そのままキスが降ってきた。それは長くて深くて、涙まで止めてしまった。

「はぁ……ほら、もう涙引っ込んだ」
「び、びっくりして……」
「だろうな。それが目的だったし……けど、今のキスで……もっと欲しくなった……」
「えっ……」
「ベッド行こうぜ」

ソファから体を起こした正人くんは私を誘うように見つめた。心臓は高鳴って、好きな人が欲しいと言っている。けれど羞恥心は真逆な言葉を紡がせる。
愛さんの一件がある前にもしていた上に、その後シャワーを浴びる暇もなかった。それを伝えると正人くんは額にキスをして、相変わらずズルイ選択肢を突きつけた。

「じゃあ……俺が今から体の隅々まで洗ってやんのと、今すぐして後からゆっくりシャワーすんの、どっちがいい?」

逃げられない選択肢――。
答えると意地悪な笑みは甘い笑みに変わって、大きな手はそっと私の手を引いた。


本日のシナリオ公開はここまで☆
続きはCDでお楽しみください!

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。



2017年5月31日発売
禁断情事:ホストと私
出演:皇帝 ほか
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