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【ブーケ】禁断情事:ホストと私 シナリオ公開(2)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:ホストと私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

皇帝/伊藤ヒロ/泥左衛門/飯田 進/横良 翔/船木ふな
金剛山寿一/小山田 樹/秦 弥助

ステラワース限定版出演

皇帝/船木ふな

連動購入特典出演

皇帝/伊藤ヒロ


Part.2「渚皐月」

学の誘いでやってきたのは『スクリーン・レッド』というホストクラブだった。学の話しでは友達がホストをやっているらしい。ただ旧友に会いにきた感覚なのかもしれない。

通されたテーブルで待っていると学の友達だというホストがやってきた。名前は渚皐月さんと言うらしい。源氏名というやつだ。

私の角度からだと顔がはっきり見えないけど、何となく聞き覚えのある声に鼓動は静かに速くなっていた。高校時代にクラスの中心だった男の子の声によく似ている。
まさか、という思いを抱えていると、学との話しを終えたホストが私の方に体を傾けた。

「初めまして。学の友達の――っ!」

そう言いかけたホストは私を見て目を見開いた。けれどそれはお互い様で。
聞き覚えのあった声はやはり間違いではなかった。目の前にいた人は高校時代のクラスメイト・桐生正人くん。私の過去の想い人だった。当時仲が良かっただけにこの再会は妙な空気を生んでいた。

「あ、やっぱり知り合いだった? 同じ高校いりゃ顔合わせたことくらいあるよな」
「…………」
「ん? どうした?」
「知り合いどころか……同級生だ。クラス三年間一緒だった」
「マジ!?」

大きな声が周囲の喧騒をかき消した。桐生くんは溜息交じりにそれを窘めると辺りにそっと目を向けた。まるで何かを警戒しているみたいだ。

「昔の話をここでされるとちょっと……別の席に行こう」

そう行って桐生くんは私たちを奥の部屋に連れて行った。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回更新をお待ちください☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。



2017年5月31日発売
禁断情事:ホストと私
出演:皇帝 ほか
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