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【ブーケ】禁断情事:ホストと私 シナリオ公開(3)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:ホストと私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

皇帝/伊藤ヒロ/泥左衛門/飯田 進/横良 翔/船木ふな
金剛山寿一/小山田 樹/秦 弥助

ステラワース限定版出演

皇帝/船木ふな

連動購入特典出演

皇帝/伊藤ヒロ


Part.3「ホストの顔」

通されたVIPルームでは桐生くんは昔に戻ったみたいに砕けた雰囲気だった。たまに接客モードになるからドキドキさせられたけど、明るくてクラスの中心にいた桐生くんは今も変わらずそこにいた。
だから私も浮かれていたのかもしれない――。

途中でスタッフに呼ばれた桐生くんは席を立った。会話から察するに顧客が来たのかもしれない。私はというと突然目の前で起きたシャンパンコールから解放されて、ほっとしたくて一人化粧室に向かった。

VIPルームとは違って普通のフロアは音楽が鳴り響いている。だからきっと気にしていなければ聞こえるはずはなかった。桐生くんのことを考えていなければ、彼の声に敏感にならずに済んだのに私はその声を拾ってしまった。

「だから、ごめんね。機嫌直して?」
「嫌!」

聞こえてきたのは桐生くんとお客さんの声。思わずそこに目を向けるとまるで恋人同士のような空気を醸し出していた。女性は桐生くんに不満を漏らしている。

「シャンパンなら私が入れるから、すぐに来てよ。皐月を一番にするのも私だから、皐月も私を一番にして」
「うん……ありがとう。そうだね」
「ねえ、本当にわかってる?」
「うん、愛が一番だよ」
「ふふっ! じゃあギュってして。してくれたら今日は許してあげる。手じゃ嫌よ」
「はいはい、お姫様」

その瞬間、二人は抱き合った。私は逃げるようにVIPルームに戻った。目の前で女性を抱きしめている人が桐生くんだと、信じたくなかったのかもしれない。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回更新をお待ちください☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。



2017年5月31日発売
禁断情事:ホストと私
出演:皇帝 ほか
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