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【ブーケ】禁断情事:執事とお嬢様 シナリオ公開(9)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:執事とお嬢様」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

平井達矢/TOSAKA/神月あおい/鞠男.net/笹崎こじろう

ステラワース限定版出演

平井達矢/TOSAKA

連動購入特典出演

平井達矢/TOSAKA/鞠男.net/笹崎こじろう


Part9「忘れるために」

遠山も私の本心に気づいたようだった。もしかしたら最初から気付いていたのかもしれない。
遠山がその人の名前を口にしようとすると、私は乱暴に持っていたグラスを置いた。気づいてしまった気持ちに蓋をするように。
今なら踏みとどまれるかもしれない。このままお酒に溺れて、眠って、朝を迎えれば、その人への気持ちを夢だったと思えるかもしれない。
けれど現実はそううまくはいかなくて、気が付けば小林が冷たい表情を浮かべて立っていた。

「遠山、これはどういうことですか。お嬢様にお酒を勧めるなど……何を考えているんですか」
「お、お前こそいつもノックして入るのに、なんで?」
「お部屋からあなたの声が聞こえたからに決まっているでしょう」
「あ、そうですか……」

静かに響く小林の声。怒っているのが伝わってくる。
遠山は悪くない。私が強く言うと、小林は一つ溜息を吐いて切り替えた。

「遠山、ここは私が引き受けます」
「え、でも……」
「お嬢様の専属はこの私です」

強い口調だった。そんなに強く私の専属執事だと言うなら、何故黙って屋敷を出て行くのか。
遠山に私の面倒を譲らなかったことへの嬉しさと、勝手に辞めると決めたことに対しての苛立ちが、私の中で渦巻いていた。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回更新をお待ちください☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
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出演:平井達矢 ほか
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