【ブーケ】禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと) シナリオ公開(2) 『お義兄ちゃんの彼女……?』
- 2016年05月15日
- bouquet
7月発売のドラマCD「禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)」のシナリオ公開を更新♪
脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆
お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)キャスト
涼太 :佐和真中
小宮 充:八王子タカオ
神塚高司:椎名優
父 :お代官.様
母 :西野玖海
■シナリオ公開Part2『お義兄ちゃんの彼女……?』
もしかしたら――。
浮かべた憶測のせいで、足は地に根が張ったように動かなくなった。
それでも耳を塞ぐことができなかったのは、二人の会話が……お義兄ちゃんの様子が気になったから。
『試練だな』と呟いた神塚さんにお義兄ちゃんはただただ憂鬱な様子で――。
「試練って、超えられるハードルのものからじゃないの? 普通……」
「超えられると判断したんだろ」
「誰が?」
「神様?」
テンポよく続く会話。
けれどお義兄ちゃんは真剣に悩んでいるようで、溜息を漏らしていた。
状況を把握しているのか神塚さんはお義兄ちゃんに確認するように尋ねている。
「……それで、越えられそうか? ハードル」
「……そんな自信、ないよ」
「だよな……彼女なら、本当は何も問題ないのにな……」
――彼女。
その言葉が何を意味するのか、整理する間もなく傍で聞いていた小宮さんが首を傾げた。
「ん……彼女? あいつら、何の話ししてるんだ? もしかして涼太のやつ、彼女でもできたのか?」
私の中で、もしかしたらと考えたことを言葉にされて、胸が軋む音がした。
「彼女ができたから、妹ちゃんの面倒が見れなくて困ってる、とか……」
「お義兄ちゃんに、彼女……」
――お義兄ちゃんに彼女がいる。
考えなかったわけじゃない。けれどそれを声に出した瞬間、動かなかった足が動いて私は背をむけた。
「妹ちゃん?」
「やっぱりいいです……」
「……ん? どうして?」
「迷惑かな、と……」
――嘘だ。
ただ、これ以上聞きたくない、知りたくなくて逃げ出したいだけ。
俯く私を小宮さんは覗き込んだ。
「ひょっとして、喧嘩でもしてる?」
「喧嘩は、してないですけど……」
「じゃあ問題ないでしょ。むしろここで理由もなく妹ちゃんと俺が二人でいたら涼太に噛み付かれると思うし……」
「そんなこと、ないですよ。ただの兄妹なのに……」
「……前から思ってたんだけどさ、君らって本当にただの……」
小宮さんに応えたはずなのに、私は自分に言い聞かせていた。彼は思案顔を浮かべて何かを言いかけたけど、すぐにそれは違う声でかき消される。
それはさっきまでお義兄ちゃんと話していた神塚さんのもので――。
「っ、お前、なんでここに……」
同時に神塚さんの横で、お義兄ちゃんが驚いた顔で私たちを見つめていた。
今回の更新はここまで!
次回の更新は【 5月20日 】を予定しています!
お楽しみに☆
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
商品紹介
2016年7月27日発売予定
禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)
出演:佐和真中 ほか
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お義兄ちゃんと義妹 Story
ある日、両親の旅行で義兄と2人きりで留守番をすることになった“あなた”。
2人きりで過ごせることを楽しみにする“あなた”だったが、義兄が深刻な様子で
親友の神塚に何かを相談しているのを目撃する。
2人きりの夜。食事の後、すぐに部屋に入ってしまう義兄。
一緒にいたい“あなた”は『一緒にアイスを食べよう』と部屋を訪ねるが、
しばらくすると義兄は神塚の家に行くと言い出す。
寂しそうな“あなた”を説得して出ていこうとするが……。
「俺の気持ちも知らないで……」
ついに抑えていた積年の想いを“あなた”にぶつける義兄。
押し倒された“あなた”は義兄の愛を知ることになる。
「本当にごめんな……」
“あなた”の耳元で聞こえてくるのは「謝罪」と狂おしいほどの「愛」の言葉だった――。
お義兄ちゃんと義妹 ステラワース限定版 Story
――「映画の続きと俺との続き、どっちがいい?」
想いが重なってから数日後。
朝寝坊する義兄の部屋に忍び込む”あなた”。
起こされた義兄は“あなた”と映画を見ようとするが、
部屋着姿に“あなた”に我慢できなくなる。
下には両親がいるが、義兄の行為はエスカレートして……。
「俺の声に弱いなんて嬉しいな……」
義兄に新しい弱点を見つけられて攻められる――。
連動購入特典 Story お義兄ちゃんと義妹Side
――「お前以外、考えられないから……」
ある日、両親の目を盗んで体を重ねていた2人。
義兄は“あなた”とこのまま秘密の関係で終わらせたくないと話す。
これから先も“あなた”と一緒にいるために、“あなた”を幸せにするために、
両親に打ち明ける決心をしたという義兄だったが……。
「決定的な場面見られてるんだから……言うことは一つだよ」
抱き合っている場面を見られてしまった義兄は選んだ行動は……。