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【petit】土門熱だらけ~ちょっと大胆になって♡~ 人気第1位:配達員 シナリオ公開(3)


おまたせいたしました☆

土門熱だらけ~ちょと大胆になって~ 第1位:配達員 編のシナリオ公開を更新☆
シナリオを担当してくださった、正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってます!

 


Part.3『笑顔が消える瞬間』

あの雨の日から数日後、あの日と同じ時間帯に間宮さんはやってきた。

「ちょっとぶりですね。はい、こちらにハンコお願いします」

ハンコを押していると、間宮さんがふう、と息を漏らした。

「ふふっ、今日暑いですからね」
「そうなんですよ。夜だから今は大分マシですけど。やっぱり階段上ったりすると暑くて……すみません、汗臭くて」
「大丈夫ですよ」
「ははっ、それなら安心しました。でもちゃんと拭いてくればよかったですね。会社には内緒にしておいてください。お客さん先に行く時は見苦しくないようにしろって、言われてるんで」

こんなに暑い中で働いて、変わらず笑顔の間宮さんは純粋に素敵だと思う。汗臭いとか、暑苦しいなどとは思わなかった。労いと感謝の気持ちから、私はまたタオルを差し出した。、

前回と違って、間宮さんはすぐに受け取ってくれた。それがなんだか、くすぐったくて嬉しい。

「あ、借りたって言えば……」
「?」

間宮さんは汗を拭いて、思い出したように腰にかけていた傘を取った。

「ビニ傘だからよかったのに」
「や、駄目ですよ。本当はもっと早く返すつもりだったんです。でも……」

間宮さんが言葉を区切って俯いた。

「……やっぱり、他の奴に配達頼めばよかった」
「えっ?」

小さくつぶやいた言葉を聞き返そうと顔を上げると、今までに見たことのない表情をした間宮さんがいた。それは接客の時とは明らかに違っていて……。

「僕、この前も言ったはずです。危ないって」

その瞬間、間宮さんの体で押さえられていた玄関の扉が閉まった。
手を引かれたのは、驚いて息を呑んだのと同時で、耳元に間宮さんの息がかかる。

「いつも、やらしい恰好で出てきますよね……誘ってるんですか?」
「ち、違っ……」
「ああ、誘ってないわけ、ないですよね。そんなに胸元開いたの着て……谷間、見えてますよ」
「これは、部屋着で……」
「ふうん……でもその部屋着、脚もすごく出てて……駄目ですよ。暑いのはわかりますけど、僕を呼んで、そんなの着て待ってるって、無防備すぎません?」
「……っ」
「……僕のこと、からかってるんですか?」

囁く声が、ぞくりと全身をなぞっていく。
私は、心のどこかでこうなることを望んでいたのかもしれない――。


本日の公開はここまで!次回の更新をお楽しみに!

2017年9月27日発売予定
あなたの1票で収録エピソードが決まる!
○○だらけシリーズ
ドラマCD「土門熱だらけ~ちょっと大胆になって♡~」
出演:土門熱
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※製作上の都合により、収録内容は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

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