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【petit】土門熱だらけ~ちょっと大胆になって♡~ 人気第1位:配達員 シナリオ公開(2)

  • 2017年08月22日
  • petit

おまたせいたしました☆

土門熱だらけ~ちょと大胆になって~ 第1位:配達員 編のシナリオ公開を更新☆
シナリオを担当してくださった、正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってます!

 


Part.2「彼の警告」

デートから帰ったのは、空がまだ夕日に染まり始めて間もない時間だった。自分でもこんなに早く帰ってくることになるとは思っておらず、オレンジ色が差す窓辺でポストに入っていた再配達の伝票を眺めていた。
今からなら最終の配達に間に合う。そう思った私は、伝票に書かれた電話番号を押した。

そして、すっかりと陽が落ちた頃、インターホンが鳴り、オートロックの液晶越しに朝の笑顔があった。

「こんばんは、お荷物お持ちしました」

玄関を開けるとずぶ濡れの間宮さんが立っていた。
カーテンを閉めた時は降っていなかったけど、いつ降り始めたのだろう。

「……びしょ濡れですね」
「ああ、外すごい雨で……。今日の帰り、降られませんでした? あ! お荷物はちゃんと死守しましたから大丈夫です!」

差し出された荷物は、たしかに濡れていなかった。むしろ微かに温かくて、間宮さんが体で雨を防いでくれたのがなんとなくわかった。

「……まだ配達あるんですか?」

ハンコを押しながら尋ねると、間宮さんはびしょ濡れのシャツで顔についた雨粒を拭いながら、ここで終わりだと笑った。

「……じゃあ、ちょっと入ってください」
「へっ?」

間宮さんの腕を引くと、ガチャっと玄関の扉が閉まった。

「いや、あ、あの……お客さんの玄関の中まで入るのは……ちょっと……」

慌てる間宮さんを無視して、私は洗面所からタオルを取って差し出した。間宮さんはタオルを汚すからと遠慮気味だったけど、放っておけないほど濡れていた――。

「拭かないと風邪ひきますよ」
「あはは……さすがにこんなびしょ濡れじゃひどいですよね。気使っていただいてすみません。ありがとうございます」

ようやくタオルを受け取ってくれた間宮さんは、濡れた顔や体を拭きながら、今日私から連絡があったことが意外だったと言った。デートで遅くなるのだろうと思っていたらしい。
私は察される前に間宮さんに傘を差しだした。間宮さんもそれ以上聞くことはなくて、いつものように微笑んだ。
間宮さんが玄関を開けると雨音がした。まだ結構降っている。そのまま間宮さんの背中を見送るだけだと思っていたのだけど――。

「一つだけ、いいですか?」
「えっ?」

ふわりと汗の匂いがして、間宮さんがびっくりするほど近くにいることに遅れて気が付いた。

「その格好、危ないですよ。僕みたいな男には刺激が強すぎます」

耳元で囁かれたかと思うと、間宮さんはもうすでに一歩引いて、いつものように笑って帰って行った――。


本日の公開はここまで!次回の更新をお楽しみに!

2017年9月27日発売予定
あなたの1票で収録エピソードが決まる!
○○だらけシリーズ
ドラマCD「土門熱だらけ~ちょっと大胆になって♡~」
出演:土門熱
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※製作上の都合により、収録内容は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

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