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【かれピロ】同い年彼氏と思い出デートで♡編 シナリオ公開(6)

お待たせしました!12月発売「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ」のシナリオ公開を更新です☆

今回も読みやすく、Hayami先生が書き換えてくださっていますよ!


彼は歩きながら、強くなっていく雨に頭を悩ませていた。

「どうしようかな……。駅までは、結構かかっちゃうし……」

「あ……ねえ」

“あなた”は彼の肩が大きく濡れてしまっていることに気が付いて、声をかけた。

「ん? なに?」

「私ばっかりじゃなくて、隆弘もちゃんと傘に入らないと!」

“あなた”はそう言うと、彼にぎゅっとくっつく。

「わっ……。……そんな……俺は、濡れたっていいのに」

突然、くっつかれて彼は戸惑いながら、頬を掻いた。

「そういうわけにはいかないよ」

「う……。君の気持ちは、嬉しいんだけど……」

「……胸、当たってる……」

「え、なに?」

彼の言葉が上手く聞き取れず聞き返す“あなた”に、彼は首を左右に振る。

「あ、ううん! なんでも……ない、です」

「はあー……。耐えられんのかな、俺……」

「えーっと……ここの路地、入ってみようか。なんかお店ありそうだし」

「うん」

“あなた”と彼は細い路地に入った。予想通り、並ぶ店の中にはカフェがいくつかある。しかし、どこも店内はいっぱいだった。

「……あー、どのお店もいっぱいだな……。みんな雨宿りしに来てるのかも」

「空いてそうなところと言えば……」

ふと彼の目に留まったのは、ホテルの看板だった。

「……」

「どうしよっか……」

“あなた”がほとほと困ったように言うと、彼は“あなた”の方に身体を向けた。

「……ねえ。その……雨、しばらく止みそうにないし……」

「そこのホテル……入る?」

「あ……」

「っ……というか、ごめん。正直言うと、入りたい。……『そういう意味』で」

「そういう意味……」

「……うん」

彼の中で何かがはじけたように、彼は“あなた”の腕を掴んだ。その力に“あなた”は驚く。

「……。ね、行こ?」

“あなた”は頷いて応えてみせた。

「……ん、ありがと」

彼は笑顔で言うと、ホテルに向かって歩き出した。


 

本日の公開はここまで!
次回の公開をお待ちください!

2017年12月22日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と思い出デートで♡編

出演:佐和真中
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