【かれピロ】同い年彼氏と思い出デートで♡編 シナリオ公開(6)
- 2017年11月2日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせしました!12月発売「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ」のシナリオ公開を更新です☆
今回も読みやすく、Hayami先生が書き換えてくださっていますよ!
彼は歩きながら、強くなっていく雨に頭を悩ませていた。
「どうしようかな……。駅までは、結構かかっちゃうし……」
「あ……ねえ」
“あなた”は彼の肩が大きく濡れてしまっていることに気が付いて、声をかけた。
「ん? なに?」
「私ばっかりじゃなくて、隆弘もちゃんと傘に入らないと!」
“あなた”はそう言うと、彼にぎゅっとくっつく。
「わっ……。……そんな……俺は、濡れたっていいのに」
突然、くっつかれて彼は戸惑いながら、頬を掻いた。
「そういうわけにはいかないよ」
「う……。君の気持ちは、嬉しいんだけど……」
「……胸、当たってる……」
「え、なに?」
彼の言葉が上手く聞き取れず聞き返す“あなた”に、彼は首を左右に振る。
「あ、ううん! なんでも……ない、です」
「はあー……。耐えられんのかな、俺……」
「えーっと……ここの路地、入ってみようか。なんかお店ありそうだし」
「うん」
“あなた”と彼は細い路地に入った。予想通り、並ぶ店の中にはカフェがいくつかある。しかし、どこも店内はいっぱいだった。
「……あー、どのお店もいっぱいだな……。みんな雨宿りしに来てるのかも」
「空いてそうなところと言えば……」
ふと彼の目に留まったのは、ホテルの看板だった。
「……」
「どうしよっか……」
“あなた”がほとほと困ったように言うと、彼は“あなた”の方に身体を向けた。
「……ねえ。その……雨、しばらく止みそうにないし……」
「そこのホテル……入る?」
「あ……」
「っ……というか、ごめん。正直言うと、入りたい。……『そういう意味』で」
「そういう意味……」
「……うん」
彼の中で何かがはじけたように、彼は“あなた”の腕を掴んだ。その力に“あなた”は驚く。
「……。ね、行こ?」
“あなた”は頷いて応えてみせた。
「……ん、ありがと」
彼は笑顔で言うと、ホテルに向かって歩き出した。
本日の公開はここまで!
次回の公開をお待ちください!
2017年12月22日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と思い出デートで♡編
出演:佐和真中
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