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【かれピロ】同い年彼氏と思い出デートで♡編 シナリオ公開(4)

お待たせしました!12月発売「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ」のシナリオ公開を更新です☆

今回も読みやすく、Hayami先生が書き換えてくださっていますよ!


“あなた”と彼の乗っているボートの近くを鳥が横切っていった。
水面ギリギリを鳥が飛んでいったのは、まさに一瞬の出来事だった。

「ううおっ!? っ……びっくりしたー! 鳥!!」

「っ……ははっ! あははははっ……!」

彼は飛び去って行った鳥の後ろ姿を見ながら、笑い出す。

「あははっ……!」

「なに、今の。普通あんなピンポイントで鳥が横切ったりする? 危なすぎ!」

「本当、おっかしい……!」

「あはは、これはもう一生の思い出かも。絶対忘れないよね、今の瞬間」

「はあ……。あー、楽しいなー……。なんて言うのかな……君とこういう風に、どうでもいいことで笑ってる時が、いちばん幸せ」

「うん、わかる」

「あーでも、さっきの話に戻るけどさ。それこそ、初デートで今みたいなことがあったら、思いっきり取り乱してる自信がある。うわ、こいつ運なさすぎ! 一緒にいたくない! って思われたんじゃないかなーとか考えて」

「そんなこと思ったりしないのに」

彼の言葉に“あなた”は驚いて、目を丸くした。

「はは。うん、今なら、君はそんな風に思ったりしないってわかるんだけどね」

「……こうやって、二年経ってからまた同じ場所に来るっていうのも、面白いね。
あの頃よりすっごく仲良くなれたんだなーって、肌で感じられるっていうか……」

「そうだね。なんだか嬉しいね」

「うん、嬉しい」

「っと……。あっという間に、もう一周しちゃった」

気が付けば、岸にたどり着き、彼はちょっぴり残念そうだった。

「うわ、降りるの怖いかも。……せーので立ち上がろっか。せーのっ……」

“あなた”と彼は同時に立ち上がる。ボートがゆらゆらと動き、“あなた”は不安そうに彼を見た。

「ちょっと待って、先降りるね」

彼が先にボートから降りると、“あなた”に手を差し出した。

「ほら、手握って」

“あなた”は彼の手を取り、岸へと上がった。


 

本日の公開はここまで!
次回の公開をお待ちください!

2017年12月22日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と思い出デートで♡編

出演:佐和真中
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