【かれピロ】同い年彼氏と思い出デートで♡編 シナリオ公開(4)
- 2017年10月26日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせしました!12月発売「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ」のシナリオ公開を更新です☆
今回も読みやすく、Hayami先生が書き換えてくださっていますよ!
“あなた”と彼の乗っているボートの近くを鳥が横切っていった。
水面ギリギリを鳥が飛んでいったのは、まさに一瞬の出来事だった。
「ううおっ!? っ……びっくりしたー! 鳥!!」
「っ……ははっ! あははははっ……!」
彼は飛び去って行った鳥の後ろ姿を見ながら、笑い出す。
「あははっ……!」
「なに、今の。普通あんなピンポイントで鳥が横切ったりする? 危なすぎ!」
「本当、おっかしい……!」
「あはは、これはもう一生の思い出かも。絶対忘れないよね、今の瞬間」
「はあ……。あー、楽しいなー……。なんて言うのかな……君とこういう風に、どうでもいいことで笑ってる時が、いちばん幸せ」
「うん、わかる」
「あーでも、さっきの話に戻るけどさ。それこそ、初デートで今みたいなことがあったら、思いっきり取り乱してる自信がある。うわ、こいつ運なさすぎ! 一緒にいたくない! って思われたんじゃないかなーとか考えて」
「そんなこと思ったりしないのに」
彼の言葉に“あなた”は驚いて、目を丸くした。
「はは。うん、今なら、君はそんな風に思ったりしないってわかるんだけどね」
「……こうやって、二年経ってからまた同じ場所に来るっていうのも、面白いね。
あの頃よりすっごく仲良くなれたんだなーって、肌で感じられるっていうか……」
「そうだね。なんだか嬉しいね」
「うん、嬉しい」
「っと……。あっという間に、もう一周しちゃった」
気が付けば、岸にたどり着き、彼はちょっぴり残念そうだった。
「うわ、降りるの怖いかも。……せーので立ち上がろっか。せーのっ……」
“あなた”と彼は同時に立ち上がる。ボートがゆらゆらと動き、“あなた”は不安そうに彼を見た。
「ちょっと待って、先降りるね」
彼が先にボートから降りると、“あなた”に手を差し出した。
「ほら、手握って」
“あなた”は彼の手を取り、岸へと上がった。
本日の公開はここまで!
次回の公開をお待ちください!
2017年12月22日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と思い出デートで♡編
出演:佐和真中
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