【かれピロ】同棲彼氏と海外旅行で♡編　シナリオ公開（２）

ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ：同棲彼氏と海外旅行で♡編」のシナリオ公開を更新しました！
今回も読みやすくHayami先生が書き換えてくださっていますよ！！

写真を撮り終え、“あなた”と彼はスーツケースを引いて歩き出す。

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「海があんなに綺麗なエメラルドグリーンの理由、わかる？」

「んん……、プランクトンの色とか……？」

「うん。海の色がプランクトンによって変わることはある。赤潮とか。けどこんなに澄んだ海が青いのはやっぱり光の反射だね。光の中の青い色が海底の白い砂や珊瑚礁に反射してるんだ」

「そうなの……？」

「そうだよ、浅瀬でないとこの色は出ないんだよ。もちろん、水が澄んでないといけないけどね」

「でも海の中が青いのは？」

「海の中が青く見えるのは、赤い光が水に吸収されて、青い光だけが海中深くまで進んで行くからだよ」

「この辺りは、光の波長の長さにも関係していて……って、ああ、また授業みたいになるところだった」

「ふふ、先生だもん」

説明ばかりする彼に“あなた”は思わず笑いだす。

「……先生は止めてよ。参ったな、ここに着いたら普段の自分なんか忘れるつもりだったのに」

彼は困ったように笑いながら頬を掻いた。

「冴えない准教授とふたりなんて、つまらないでしょ？」

「ううん、つまらなくない」

「そう？　君がそう言ってくれるなら……。君は……いつもとちょっと違うね」

「え、どこが？」

「なんだか無邪気っていうか、目をキラキラさせてる。あ、ほら、初めて会った時の君を思い出すよ」

「ええぇ……」

「え、そこ落ち込むところ？」

「だってそれって……」

“あなた”は高校生の頃の自分を思い出し、げんなりする。

「うん、魅力的でいいなって思ったんだけど」

「子供っぽくないかな？」

「ええっ。別に子供っぽいなんて思ってないよ。君には十分大人の女性としての魅力があるよ」

「本当に？」

「もちろん。それに、君がいくつになっても魅力的ってことだよ」

彼は“あなた”の頬にそっとキスをした。

「ああ、誤魔化されたなぁ」

「誤魔化してないよ。やれやれ……どうしたら信じてくれるかな」

「それじゃあ、エスコートしてくれたら……」

「うん、エスコートさせて頂きましょう。じゃあホテルに荷物を置きに行こうか」

「そういえば、そろそろお昼の時間だよね。丁度お腹も空いているし、そのままホテルのレストランでお昼にしよう」

「うん！」

彼の提案に“あなた”は大きく頷く。
“あなた”と彼はスーツケースを引きながら、ホテルに向かう為、タクシー乗り場へと向かった。

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本日のシナリオ公開はここまで！
次回の更新をお待ちください！

※製作上の都合により、収録される内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。

※前作のジャケットです。

2017年10月25日発売
大好きな彼とＨして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同棲彼氏と海外旅行で♡編
出演：不破光秀
※本作は「同棲彼氏と２人のおうちで♡編」をお聞きいただかなくともお楽しみいただけます。
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