【かれピロ】一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編 シナリオ公開(5)
- 2017年05月26日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
大変お待たせいたしました!
6月発売の「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編」のシナリオ公開更新です!
彼の部屋に着くと、彼は“あなた”をベッドに座らせ、ワインとグラスを持って戻ってきた。
「はい、どうぞ。まだ飲める……よね?」
彼はグラスにワインを注ぐと、“あなた”に差し出す。
赤い液体がグラスの中で揺れていた。
「酔ってはないけど……」
「だと思った。ふふ、君のお酒の強さは十分知ってるからね」
「私だって酔うことあるんだよ」
「ああ、もちろん酔っても大丈夫。僕の部屋なんだから、気兼ねなく飲んで。美味しいワインなんだ」
「今夜の桜に、乾杯」
「乾杯」
グラスを軽く掲げ、“あなた”と彼はワインを口に運ぶ。
「……本当だ」
「ね、そうでしょ」
彼はそう言って、グラスに残っていたワインを飲み干すと、すぐにグラスに注いだ。
「ん……。……桜、綺麗だったね」
「うん」
「でも、君の方がもっと綺麗だけど」
彼の言葉に“あなた”は動揺して、手元を狂わせてしまった。
ワインはグラスを伝い、赤いシミがシャツに広がっていく。
「何言って……」
「ふふ、ワイン、こぼしちゃったね。大丈夫?」
彼は持っていたグラスをサイドテーブルの上に置くと、“あなた”のシャツに触れた。
「シャツ、染みになるね……。どうして上手に飲めなかったのかな」
「もしかして、飲ませて欲しくてわざとこぼしたの?」
「そんなつもり……」
彼は“あなた”の肩を抱き寄せると、“あなた”の持つグラスに手を伸ばした。
「貸して。口移しで飲ませてあげる。ほら、飲んで」
彼はワインを口に含むと、“あなた”の唇に自分の唇を重ねる。
しかし、“あなた”は上手に口を開けずに、ワインは口元を伝い、再びシャツに赤いシミを作ってしまった。
「ちゃんと飲まなくちゃ。ふ……。やっぱりわざとこぼして、僕を誘ってるのかな……」
彼は“あなた”の胸元にこぼれたワインを舐め取ると、“あなた”を試すように言う。
「違う、のに……」
“あなた”は困ったようにつぶやいた。
今日の公開はここまで!
次回の更新をお待ちください☆
2017年6月28日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編
出演:四ツ谷サイダー
※本作は「一目惚れ彼氏と高級ホテルで♡編」をお聞きいただかなくともお楽しみいただけます。
ご予約はこちら
ステラワース限定版のご予約はこちら