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【かれピロ】一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編 シナリオ公開(4)

大変お待たせいたしました!
6月発売の「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編」のシナリオ公開更新です!

 

リムジンの中でキスをしてくる彼を“あなた”は少し困ったように見上げた。


「ダメだよ、こんな所で」

「キスだけだよ。嫌だって言うなら、しないけど……?」

「……ちょっとだけだよ……」

「うん、ありがと。ちょっとだけ、ね」

彼の言葉に“あなた”が頷いたのを確認すると、彼は“あなた”の唇を塞いだ。
彼のキスは次第に激しさを増していき、“あなた”は彼の腕にぎゅっと掴まる。

「どうしたの、しがみついて。足の力、抜けちゃった? でも必死な感じが可愛い。……ほら、桜見なくていいの?」

彼は何度もキスをしながら、窓の外に視線を向けた。
“あなた”も彼につられて窓の外に目をやったものの、キスが一層激しくなり、すぐさま彼の方に引き戻された。

「篤史さんだって」

「だって、僕は君を見ていられればいいって言ったじゃない」

「そうだけど……」

「大丈夫、『ちょっと』だけだよ」

彼は“あなた”に口づけながら、“あなた”の頬にそっと触れる。

「ダメだな。これ以上がっつかないようにするので必死だよ……。君が可愛過ぎるから」

そう言って、彼は“あなた”の指に自分の指を絡めた。

「篤史さん?」

「ん……。細い指。爪が桜色だ」

彼は“あなた”の手の甲にキスをすると微笑む。

「君は……本当に、どこも綺麗だよね。ん……、手、感じる……?」

ぴくりと指を動かした“あなた”を彼は優しく見つめる。

「こんな……」

「ふふ、どうしたの、そんな顔して」

「そんな顔って……」

「僕を誘う顔をしてる。……その顔、誰にも見せたくないな」

彼は何か言おうと口を開きかけた“あなた”の唇を塞ぐ。

「でも……、篤史さんが……っ」

「僕が、そうさせてるの? だって……久しぶりに会えたんだよ?」

「ここでは……」

「はぁ……。そうだね……。うちに来る?」

頬にキスをされた“あなた”は恥ずかしそうに俯いた。

「うん……」

「よかった。君のために美味しいワインとフルーツを用意してあるんだ……」



彼は嬉しそうにそう言うと、リムジンに行き先を告げた。

 

今日の公開はここまで!
次回の更新をお待ちください☆

2017年6月28日発売
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
一目惚れ彼氏と夜桜デートのあとで♡編

出演:四ツ谷サイダー
※本作は「一目惚れ彼氏と高級ホテルで♡編」をお聞きいただかなくともお楽しみいただけます。
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