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【かれピロ】年下彼氏とクリスマスに♡編 シナリオ公開(1)

ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:年下彼氏とクリスマスに♡編」シナリオの公開を本日より開始!

今回もHayami先生が読みやすく書き換えてくださっています☆

 

クリスマス当日、“あなた”はケーキを持って、彼の部屋を訪れていた。


「荷物は適当にその辺置いといて。あ……変なとこ、勝手に触ったりすんなよ?」

背後から彼の声が“あなた”の耳に届く。

「変なとこって?」

“あなた”は振り返って、返事をした。

「この前、さりげなくベッドの下とかチェックしてただろ? 言っとくけど、見られて困るもんは置いてねーから」

「え~? 嘘っぽーい」

ついこの間のことを言われて、“あなた”はおどけて見せる。

「嘘じゃねーし!つか、男はみんな何か隠してるって前提やめろよ」

“あなた”がバッグを置いて辺りを見回していると、彼が近付いてきた。

「……? どうかした?」

「やっぱり部屋きれいだなって」

“あなた”はもう一度、整理整頓された彼の部屋を見回す。無駄なものが一切なく、それぞれの物がきちんと収納されるべき場所に収納されているのは一目瞭然だった。

「まだ言ってんのかよ。悪いけど、毎日こんなに綺麗なわけじゃないから。掃除しただけ」
「だってさ、先輩が来るってのに、汚い部屋なんか見せらんねーし」

彼は言いながら、近くにあったハンガーを手に取ると、“あなた”に向かって手を差し出す。

「……ほら、コート貸して」

「ありがと」

「ん……。どーいたしまして」

彼は“あなた”からコートを受け取るとハンガーにかけ、それをポールハンガーにかけた。

「……? 先輩、ちょっとこっち来て」

「……?」

なぜだろう、と不思議に思った時には、すでに“あなた”は彼の腕の中にいた。

「やっぱり……随分冷えちまってるな。外、寒かっただろ?」

「急にどうしたの?」

彼に抱きしめられたまま、顔だけを少し上げ、“あなた”は問う。

「いや……コート、すげー冷えてたから。……でも、そりゃそうだよな。もう12月の末なんだし。やっぱ、俺が先輩んち行けばよかった」

「ふふ、平気だよ。 これくらい」

「……ほんとに平気?」

“あなた”は心配そうに言う彼の背中に腕を回し、ぎゅっと強く抱きしめた。

「うん……。悠輔あったかいね」

「……ならよかった」

安堵の表情を浮かべる彼とは反対に“あなた”は口の端をほんの少し上げ、ニヤリとする。
しかし、抱き合っていることでお互いにその表情を確認することは出来なかった。

“あなた”はこっそり彼の襟ぐりから手を滑り込ませる。

「……うわっ! 冷てー!」

「ふふ」

冷たくなった“あなた”の手は温かな彼の首筋にぴたりとくっつき、熱を奪う。

「ったく……いたずらすんなって。そんな手で急に首触られたら、さすがにびびるから……!」

「あはは、ごめんごめん」

「……もしかして、今のいたずらじゃなかった?」

「へ?」

「いや……もう俺に触ってほしくてたまんねーのかなーと思って。……誘ってたんだろ?」
「そりゃあ、今すぐ温めてやりてー気持ちは山々だけどさ……。料理冷めちまうから、ソレはあとでな?」


 

彼に耳元で囁かれ、“あなた”は顔を赤く染めた。

 

今回のシナリオ更新はここまで!

次回更新と発売日を楽しみにお待ちください!

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2016年12月21日発売予定
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
年下彼氏とクリスマスに編

出演:斧爆弾
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