【かれピロ】年上彼氏とクルージングデートで♡編 シナリオ公開(1)
- 2016年08月19日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:年上彼氏とクルージングデートで♡編」シナリオ公開を更新しました☆
今回もHayami先生が読みやすくかきかえてくださってますよ☆
クルージングデートで客船に乗っている “あなた”と彼は、デッキの上で海を眺めていた。
「……風が強いな。大丈夫? 吹き飛ばされるなよ?」
「さすがに大丈夫です!」
彼の軽口に“あなた”は笑いながら答える。
「はは、そうか。……こういう船でのクルージングは、初めて?」
彼の問いに“あなた”は頷いた。
「中は、案外地上のホテルとそう変わらない。繊細な人は、船酔いをするかもしれないけど……君の場合は、きっと問題ないだろう」
彼の言葉に唇を尖らせ、“あなた”は彼を見上げる。しかし、彼は全く意に介していないようだった。
「さて、出港の瞬間を見たいっていう君の願いは叶ったし、一旦部屋へ戻ろうか」
「そうですね」
「海なら、見ようと思えばいつだって見られる。またあとで来よう」
彼と“あなた”はデッキから船の中に戻る為、階段を降りていく。
船の中は見渡す限り、ラグジュアリーな空間が続いていた。
「それにしても、本当に広い……」
「はは、俺も初めて乗ったときは驚いたな。子供の頃だったから、客船についての予備知識がまったくない状態だったんだ。……まさか、こんなに明るくて賑やかだな場所だとは、想像してなかった。ぽかんと口を開けて、この船にある電気はどこから来てるんだろう、どこでどうやって料理をしてるんだろう……って不思議に思ってたっけ」
「ふふ、辰哉さんらしい」
「でも、本当に驚いたんだ。しばらくすると、ここにいる全員が、今自分が海の上にいるんだってことを忘れてしまう。でも、俺はずっと覚えてた。だから余計に不思議な空間に思えたんだよ。それ以来、なんとなく客船が好きなんだ。乗っていると、それだけで気分が高まる」
エレベーターホールに辿り着くと、ちょうどドアが開いて人が降りて行ったところだった。
「あ……ちょうど、エレベーターが来てるね」
エレベーターに乗り込み、彼は行き先のボタンを押す。すると、少し遅れてエレベーターのドアが自然と閉まった。
彼はどこかウキウキしているように“あなた”の目には映る。
「辰哉さん、楽しそうですね」
「ん? ……はは、楽しそうじゃなくて、本当に楽しいんだ。ずっと、ここに君を連れてきたいって思ってた。その夢が叶ったんだから……」
彼は嬉しそうにそう言うと、“あなた”に微笑みかけた。
今回のシナリオ公開はここまで!
次回の更新をお待ちください!
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2016年10月26日発売予定
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
年上彼氏とクルージングデートで♡編
出演:須賀紀哉
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