【かれピロ】仲良し彼氏と誕生日に♡編 シナリオ公開(2)
- 2016年05月9日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:仲良し彼氏と誕生日に♡編」シナリオ公開を更新しました☆
今回もHayami先生が読みやすくかきかえてくださってますよ☆
漸く、彼と“あなた”は彼の家に到着して――。
「……ん、ついた。待って、鍵……」
彼はポケットから鍵を取り出すと、玄関のドアを開けた。
「入れよ」
「お邪魔します」
彼は先に“あなた”を家に入れると、続いて部屋に入った。背後で鍵が閉まる音が聞こえる。
いつものようにリビングに入ると真っ暗だった。彼が少し遅れて電気をつける。
「カバン、そこ置いていいから」
「いつもより部屋が綺麗」
明るくなった部屋を見て、“あなた”は大袈裟に驚いて見せた。
「あー、この間掃除した。ほら俺、やり始めたら止まんねータイプだから。すごかったんだぞ、部屋狭いのに、ごみ3袋分くらい出てさー…」
「色々溜め込むもんねー」
「そーそー。いらなくなった講義のプリントとか、ポストに入ってたチラシとか、あとで捨てればいいやっつって、すぐ溜まるんだよなー……。あ、そのへん、適当に座ってて」
言われて、“あなた”はソファに腰をかける。ソファの左側は“あなた”の定位置だった。
彼はキッチンの方へと歩いて行った。
「なー。ケーキ買ってあるけど、いつ食いたい? あ、あとシャンパンも――」
「いま!」
彼が皆まで言い終えるより早く、“あなた”は答える。
「っ……即答だなおい……。食い気味に言うなっての……。ケーキ、今食うんだな? じゃ、出すわ」
冷蔵庫や食器棚の開閉音が少し離れたところから聞こえてくる。
彼はキッチンからやって来ると、“あなた”の前にまずシャンパングラスとシャンパンを置いた。
「このシャンパン、結構うまいらしいんだよ。一回飲んでみたくて、思いきって買ってみた。今日泊まりなんだし、飲もうぜ」
「へえ、すごい! で、ケーキは?」
「あー、はいはい、ケーキもすぐ持って来ますよー……」
彼はキッチンに再び戻ると、ホールケーキを持って“あなた”の前に誇らしげに現れた。
「ほら。お前が好きなタルト。前にホールで食べたいって言ってただろ」
「えっ、ほんと? いいの?」
「誕生日だからな。誕生日っつったら、ケーキはホールだろ。何等分? とりあえず6等分くらい? それともこのままいく?」
「切っていいよ」
笑いながら言う彼に、“あなた”も笑って答える。
「さすがのお前もこのままは食いにくいってか。じゃあ適当に切るぞー」
彼はホールケーキにナイフを入れた。
「ほら、お前の分。プレートついてるとこな。俺はー……小さめのでいいや。お前、好きなだけ食えばいいから。今日は特別、だろ?」
彼はケーキをお皿に入れると、“あなた”の前に置いた。プレートには“HAPPY BIRTHDAY”と書かれてある。
「あとシャンパンも」
彼はそう言うと、シャンパンに手を伸ばした。シャンパンのコルクが小気味よい音を立てて飛んでゆく。
彼はグラスにシャンパンを注いだ。
「はい、準備できたっと。んじゃ、改めて。……誕生日、おめでと」
「ありがとう」
「乾杯」
彼と“あなた”はグラスを合わせ、微笑み合った。
今回のシナリオ公開はここまで!
次回の更新は【 5月13日 】を予定しています!
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2016年6月29日発売予定
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
仲良し彼氏と誕生日に♡編
出演:杉崎和哉
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