【淫魔】一途な誘惑・多情な誘惑 シナリオ公開(8)
- 2016年09月1日
- 淫魔
柊三太さん出演ドラマCD「淫魔:一途な誘惑・多情な誘惑」(9月28日発売予定)シナリオ公開を更新♪
他の女性の影が見え隠れする多情な淫魔を“あなた”は訝しげに見た。
「そっか……。そうだね、誰でも一途に愛されたいっていう気持ちはあるよね。もちろん俺にも、少なからずそういう気持ちはあるよ。だけどね……一途であることが、必ずしも良いことだとは限らない」
「一人だけに傾倒するより、多数の人間と接点を持つことで、視野を広げられるだろう? より豊かな感性を身につけられるよね」
“あなた”は多情な淫魔の言わんとしていることがわかるものの理解することは出来なかった。それを示すように首を傾げて見せる。
「ふふっ、もっと簡単に、かつ今の状況を踏まえて言うならば、より気持ちのいいセックスのテクニックを身につけることも出来るってこと」
多情な淫魔は長々とした説明を要約する。しかし、それでもなお、“あなた”は納得することが出来ずにいた。
「俺は君に気持ち良くなって貰いたい。そしてその自信もある。今までの経験があるからね」
多情な淫魔は“あなた”の頬に再びキスをすると、“あなた”をそのままベッドに押し倒した。
ベッドが軋み、“あなた”の背中には鈍い痛みが走る。
「ねえ、キスさせて……?」
多情な淫魔は“あなた”の耳元に甘く囁いた。“あなた”は否定も肯定もしない。否、出来なかった。
「ふふっ、さっきみたいに嫌って顔はしてないね。ちょっとは俺に興味を持ってくれた? 大丈夫、俺に任せて。そうすれば、今までに味わったことがない快感を、プレゼントしてあげるから……」
“あなた”は多情な淫魔の言葉に何も答えない。それをイエスと捉えた彼は躊躇いなく、“あなた”の唇に自分の唇を重ねる。
「君の唇はチェリーみたいに真っ赤で可愛いね。それに、甘い」
多情な淫魔はキスを繰り返しながら、“あなた”の様子を伺っているようだった。
「目がとろんとしてきた……気持ち良くなってきたかな。可愛い……全部食べちゃいたいよ……」
幾度となく繰り返されるキスは時に深くなり、“あなた”の胸の奥深くにある何かを揺さぶろうとしている。
多情な淫魔のキスに翻弄される“あなた”の胸に彼はそっと触れた。
「胸、尖ってきたね……。キスだけでも、気分は高まるでしょ……? それに、心臓もドキドキしてるね。もしかして……少し緊張してる?」
多情な淫魔はパジャマの上から“あなた”の胸の尖端をなぞり、笑みを浮かべた。
「少しずつ身体の力を抜いて……リラックスした方が、このあと楽だよ……。俺に、君のすべてを、暴かせて……」
彼は“あなた”の胸を愛撫しながら耳を甘噛みして、優しく囁いた。
次回は、【 9月3日 】更新予定!
お楽しみに☆
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2016年9月28日発売予定
ドラマCD「淫魔」
一途な誘惑・多情な誘惑
出演:柊三太
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