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【ブーケ】禁断情事:ホストと私 シナリオ公開(4)


お待たせいたしました!
ドラマCD「禁断情事:ホストと私」のシナリオ公開を更新です☆

今回も正海春人先生が読みやすく、小説風に書き換えてくださってますよ☆

通常版出演

皇帝/伊藤ヒロ/泥左衛門/飯田 進/横良 翔/船木ふな
金剛山寿一/小山田 樹/秦 弥助

ステラワース限定版出演

皇帝/船木ふな

連動購入特典出演

皇帝/伊藤ヒロ


Part.4「色恋営業」

あの後私と学はホストクラブを出た。接客してくれた桐生くんに挨拶も出来ないまま。
けれど一歩外に出るとまるで現実に引き戻されたような気分になった。そう思うと同時に桐生くんが別世界に生きる人なのだと感じてしまっていた。せっかくまた会えたのに。切なく軋む胸が、淡い恋心を思い出させていた。

「なあ、マジでどうしたんだよ。トイレ行ったあたりからお前、変だぞ」
「……なんでもないよ」
「なんでもないって顔じゃねえだろ、それ」

学が隣でぶっきらぼうに言った。少し迷って、私は思ったことを学に言った。びっくりしたこと、桐生くんがやっぱりホストなんだと思ってしまったこと。それを話すと学は小さく溜息を吐いた。

「……なんか見たか? 女とイチャついてたとか」
「!」
「やっぱりか」
「どうして……」
「この店、色恋営業なんだってよ。恋人みたいに振る舞う営業して女の子を夢中にさせるっやつ」

学の話しを聞いた瞬間、店の方針なのかと納得する自分と、仕事でそんなことができてしまう人だっただろうかと思う自分が鬩ぎ合っていた。
学も昔の桐生くんを知っているから少し困惑しているみたいだった。けれど「正人は正人だ」と言う学に私も同じ気持ちだった。桐生くんが今の仕事をしているのには何か理由があると思ったから。

その時――。

「はぁはぁ……良かった。間に合った」

店に続く階段から息を切らせて来たのは桐生くんだった。


本日のシナリオ公開はここまで☆
次回更新をお待ちください☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。



2017年5月31日発売
禁断情事:ホストと私
出演:皇帝 ほか
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