【ブーケ】禁断情事:先生と生徒　シナリオ公開（１１）『俺の方が限界』

8月発売のドラマCD「先生と生徒」のシナリオ公開を更新♪

脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆

先生と生徒キャスト

＜本編出演＞
杉原祐也：四ツ谷サイダー
谷口　明：絢瀬 零士
羽瀬冬一：背脂増々
真澄加奈：逢
滝本康介：常磐 周平

＜ステラワース限定版出演＞
杉原祐也：四ツ谷サイダー

＜連動購入特典出演＞
杉原祐也：四ツ谷サイダー
谷口　明：絢瀬 零士
羽瀬冬一：背脂増々
真澄加奈：逢

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Part.11『俺の方が限界』

「……やっぱり怒ってる？」

２人の気配が消えて、私はようやく教卓の中から出て来た。誰か来るかもしれないから、と最初に拒否したことを思い出しているのか、先生は確認するように私に尋ねた。

「だから学校じゃ嫌って言ってるんです」

「そうだね……でも、嫌っていいながら、君も俺のこと欲しいって思ってくれてたんじゃないの？」

先生の言う通りだ。与えられる快楽を受け入れて、蕩けて、先生を欲していた。そこを見逃していないのか先生はやっぱり余裕そうで、私は思わず沈黙した。

「ははっ、黙るってことは図星？」

「……笑い事じゃないです」

なおも私は不貞腐れる。我ながら面倒くさいなと思うけど、悔しくてこんな態度になってしまう。けれど先生はそんな私も丸ごと包む。

「俺は今、君が俺だけのものだって実感できて、少し嬉しかったよ……今の君は、俺だけしか知らないから……」
「ここで真面目に授業を受けている君が、同じ場所でこんなふうにみだらに乱れてるところなんて、誰も想像できないだろ……俺に体中触られて……感じてるなんて……」

言葉にされると恥ずかしい。
弱音や本音を見せてくれても、やっぱり先生のほうが一枚も二枚も上手だ。それでいて、甘え方もずるい。

「ねえ、キスしてくれる？　好きな子に……君に、求められてるって、もっと感じたい……」

どんなに頭が駄目だと言っても、気持ちには抗えない。先生に求められることが嬉しくて私は一生懸命キスをした。

「ん……はぁ……可愛いな……可愛くて、もどかしくて……全部奪いたくなる……」

最初は応えてくれるキスだったけど、徐々に主導権は先生が握っていく。立っていられないほど官能的なキス。舌を吸われ、唇を舐められ、息も奪う。

ゆっくりと先生の手が体をなぞり、ずっと疼いてたまらなかったそこに触れた。

「はぁ……うん……もう君のここトロトロだ……谷口くんや真澄さんが来る前からずっと……」

「意地悪……」

「意地悪でも、好きでいてくれるんでしょ？　俺は、どんな君も愛してるよ……。真剣な君も、想いをぶつけてくれる君も……俺が嫉妬した、友達と笑い合っている君ですら、本当は大好きだから……」

先生の熱が伝わってくる。言葉にも瞳にも、本気を滲ませて、私を求めてくれている。

「散々焦らしてきたけど、もう俺の方が限界なんだよ……」

熱く訴える先生の熱に応えたい。私はもう、その一心しかなかった。

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今回の更新はここまで！

次回は【　8月4日（木）　】を予定しています。

楽しみにお待ちください！

2016年8月24日発売予定
禁断情事：先生と生徒
出演：四ツ谷サイダー　ほか
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