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【ブーケ】禁断情事:お義兄ちゃんと義妹 連動購入特典シナリオ公開(4)『ダサくてもいい』


7月発売のドラマCD「禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)」の連動購入特典のシナリオ公開を更新♪

脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆

お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)キャスト

涼太  :佐和真中
小宮 充:八王子タカオ
神塚高司:椎名優
父   :お代官.様
母   :西野玖海


■シナリオ公開Part4『ダサくてもいい』

休日のショッピングモールはやや混雑していて、家族連れやカップルが特に目についた。
私はお義兄ちゃんに連れられて、その場所に来ていた。

日常的な光景が広がる中、私たちはさっき自分たちに起きたどこか夢のような話を振り返っていた。

「はー……でも、まさか二人にバレてるとは思わなかったな……」

「少し恥ずかしいね」

「んー……まあ少し気まずいけど、それ以上に嬉しいから……。だって、認めてもらえたってことは、将来結婚もできる。それが嬉しくて……」

私たちは一番恐れていたことを乗り越えられて、手を絡めた。それでもまだ外で堂々と『恋人』になるのは難しいことを理解していたから、触れあいもささやかなものだ。

何度となく肌を重ねているのに、こうした触れあいは少し照れくさい。ドキドキしながら歩いていると、背後から楽し気な声が聞こえた。

「いいね~カップルは……幸せそうで。俺も彼氏のことしか見てないような……可愛い彼女、ほしいなー」

「その声……充?」

サングラスをしていたその人にお義兄ちゃんが問いかける。口元に笑みを浮かべて、その人――小宮さんはサングラスを外した。

「よお、ご両人。高司から聞いたぜ。妹ちゃんとうまくいったんだってな」

「やっぱりお前、気づいてたのか……」

「恋に生きる男、充くんよ? 俺。そりゃあ、視線や目に宿る感情くらい、わかりますって」

小宮さんは優しい目で私たちを見ていた。この人にどんな過去があるのかわからないけど、『恋』の辛さを知っている人なんだということはよくわかる。

「妹ちゃんも、よかったね」

「あの時は、ありがとうございました」

あの時、あの駅で、小宮さんが背中を押してくれたから私は一歩踏み出せた。

けれど小宮さんは相変わらずの態度を見せて、お義兄ちゃんの怒りを買う。私はもう彼の冗談というか、彼らしさなんだと思っているのだけど。

「恋人になっても涼太の嫉妬は変わらないわけね……余裕ない男はダサいぞ」

「うるさい」

「くくっ……うそうそ」

「ダサくてもいいんだよ。貫いて手に入れた恋が幸せなら、今度はそれを守れるようにあがけよ」

大学一のプレイボーイは、多分大学で一番『恋』の痛みも切なさも、そしてきっと幸せも知っている大人の男の人なんだと、今では思う。
軽快な口調や態度の中にはいつもその人を想う心があるから。

「んじゃ、ハッピーな二人に俺からのプレゼント」

「なんだ、これ?」

「んー? ラブホの無料券」

小宮さんは楽しそうに笑ってそれをお義兄ちゃんに押し付けた。こういうところも、今では小宮さんらしさなんだろうと、私は小さく笑っていた。


今回の更新はここまで!
次回の更新は【 7月23日 】を予定しています!
お楽しみに☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

商品紹介

【切り取り・SAMPLE入り】禁断ジャケ絵01

2016年7月27日発売予定
禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)
出演:佐和真中 ほか
ご予約はこちら
ステラワース限定版のご予約はこちら

お義兄ちゃんと義妹 Story

ある日、両親の旅行で義兄と2人きりで留守番をすることになった“あなた”。
2人きりで過ごせることを楽しみにする“あなた”だったが、義兄が深刻な様子で
親友の神塚に何かを相談しているのを目撃する。

2人きりの夜。食事の後、すぐに部屋に入ってしまう義兄。
一緒にいたい“あなた”は『一緒にアイスを食べよう』と部屋を訪ねるが、
しばらくすると義兄は神塚の家に行くと言い出す。
寂しそうな“あなた”を説得して出ていこうとするが……。

「俺の気持ちも知らないで……」
ついに抑えていた積年の想いを“あなた”にぶつける義兄。
押し倒された“あなた”は義兄の愛を知ることになる。

「本当にごめんな……」
“あなた”の耳元で聞こえてくるのは「謝罪」と狂おしいほどの「愛」の言葉だった――。

お義兄ちゃんと義妹 ステラワース限定版 Story

――「映画の続きと俺との続き、どっちがいい?」

想いが重なってから数日後。
朝寝坊する義兄の部屋に忍び込む”あなた”。
起こされた義兄は“あなた”と映画を見ようとするが、
部屋着姿に“あなた”に我慢できなくなる。
下には両親がいるが、義兄の行為はエスカレートして……。

「俺の声に弱いなんて嬉しいな……」
義兄に新しい弱点を見つけられて攻められる――。

連動購入特典 Story お義兄ちゃんと義妹Side

――「お前以外、考えられないから……」

ある日、両親の目を盗んで体を重ねていた2人。
義兄は“あなた”とこのまま秘密の関係で終わらせたくないと話す。
これから先も“あなた”と一緒にいるために、“あなた”を幸せにするために、
両親に打ち明ける決心をしたという義兄だったが……。

「決定的な場面見られてるんだから……言うことは一つだよ」
抱き合っている場面を見られてしまった義兄は選んだ行動は……。

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