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【ブーケ】禁断情事:お義兄ちゃんと義妹 シナリオ公開(15)『いっそ嫌いになってくれたら』


7月発売のドラマCD「禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)」のシナリオ公開を更新♪

脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆

お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)キャスト

涼太  :佐和真中
小宮 充:八王子タカオ
神塚高司:椎名優
父   :お代官.様
母   :西野玖海


■シナリオ公開Part15『いっそ嫌いになってくれたら』

耳に響くのはベッドが軋む音と衣擦れの音。
お義兄ちゃんは私の服を脱がせて、一番恥ずかしい部分に触れた。
熱を持って疼く感覚は、もうずっとあった。

「やっぱり……もうこんなに溢れてる……」

嬉しそうで切なそうなお義兄ちゃんの声がわずかに離れて聞こえた。
同時に、足を引き寄せられてお義兄ちゃんの吐息がそこに触れる。

「汚いから……!」

「はぁ……汚い? 冗談だろ? お前のココ、すごく綺麗だ……汚くなんかない……ん、んん、ん……」

お義兄ちゃんが愛撫を繰り返す度に、部屋には濡れた音が響いて羞恥心だけを駆り立てていた。

「っ、可愛い……痛がるどころか……恥ずかしそうで……」
「初めて、だよね……? ちゃんと俺の指で慣らしてあげるから……」

指や唇が私の濡れたそこを刺激する。
漏れる声は自分の声とは思えなかった。やめてほしいのか、続けてほしいのかわからない。
思わず『お義兄ちゃん』と呼ぶと、お義兄ちゃんが息を呑むのがわかった。

「そんな感じた声で呼ばれると、俺も……っ、我慢できなくなる……っ」

初めて見る男の人のそれに今度は私が息を呑む番だった。

「っ、驚いた? お前に触れて、こんなふうになったんだ……好きで……本当に大好きだったから……」

苦しそうに言うお義兄ちゃんは、自分のそれに薄い一枚の壁を被せた。
それが何を意味しているのかは、お義兄ちゃんの言葉ですぐにわかった。
「ごめん……そろそろ……挿れたい……ごめん……ごめんな……でも誰よりも愛してるんだ……」

苦しそうに繰り返される謝罪の言葉。
そこに垣間見えたのは、ずっと私をこうしたかったという衝動。
お義兄ちゃんはそれを必至に抑えていたのだと思う。

「ごめん……っ、本当に、ごめん……痛いか……? ゆっくり、するから……」

貫かれた部分は熱と微かな痛みがあったけど、それ以上に嬉しくて、私はそっとお義兄ちゃんの頬に触れた。
ずっと泣きそうな顔をしているその顔に。

お義兄ちゃんは私が引っ叩くと思ったようだけど、私は首を左右に振った。

「お義兄ちゃんが、泣きそうだから……」

「泣きそうか……そんな顔、してるんだ、俺……」
「もうずっと心はバラバラになりそうだったから……絶対に傷つけたくなかった女の子を、自分で傷つけてるんだから……」

傷ついてなんていない。嫌いになったりなんかしない。
私はお義兄ちゃんと繋がって、初めて言えた。多分私の中で覚悟が決まったのだと思う。

好きだけじゃどうにもならない関係。それでもそれを突き通す意思。私も後には引かない。先に引き金に手をかけてしまったのは私なのだ。だから初めて私はその想いを口にした。

「好きだから……」

「っ、やめてくれよ……そんな冗談……」

冗談じゃない。私は腹部の圧迫感を押しのけてお義兄ちゃんを抱きしめた。

「っ、本気で、言ってる……? 俺のこと、本気で……?」

「ずっと、好きだった……」

お義兄ちゃんは信じられないと言いながらも、私を抱きしめた。
きつい抱擁なのに、お義兄ちゃんのその手もその声も震えていた。


今回の更新はここまで!
次回の更新は【 6月22日 】を予定しています!
お楽しみに☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

商品紹介

【切り取り・SAMPLE入り】禁断ジャケ絵01

2016年7月27日発売予定
禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)
出演:佐和真中 ほか
ご予約はこちら
ステラワース限定版のご予約はこちら

お義兄ちゃんと義妹 Story

ある日、両親の旅行で義兄と2人きりで留守番をすることになった“あなた”。
2人きりで過ごせることを楽しみにする“あなた”だったが、義兄が深刻な様子で
親友の神塚に何かを相談しているのを目撃する。

2人きりの夜。食事の後、すぐに部屋に入ってしまう義兄。
一緒にいたい“あなた”は『一緒にアイスを食べよう』と部屋を訪ねるが、
しばらくすると義兄は神塚の家に行くと言い出す。
寂しそうな“あなた”を説得して出ていこうとするが……。

「俺の気持ちも知らないで……」
ついに抑えていた積年の想いを“あなた”にぶつける義兄。
押し倒された“あなた”は義兄の愛を知ることになる。

「本当にごめんな……」
“あなた”の耳元で聞こえてくるのは「謝罪」と狂おしいほどの「愛」の言葉だった――。

お義兄ちゃんと義妹 ステラワース限定版 Story

――「映画の続きと俺との続き、どっちがいい?」

想いが重なってから数日後。
朝寝坊する義兄の部屋に忍び込む”あなた”。
起こされた義兄は“あなた”と映画を見ようとするが、
部屋着姿に“あなた”に我慢できなくなる。
下には両親がいるが、義兄の行為はエスカレートして……。

「俺の声に弱いなんて嬉しいな……」
義兄に新しい弱点を見つけられて攻められる――。

連動購入特典 Story お義兄ちゃんと義妹Side

――「お前以外、考えられないから……」

ある日、両親の目を盗んで体を重ねていた2人。
義兄は“あなた”とこのまま秘密の関係で終わらせたくないと話す。
これから先も“あなた”と一緒にいるために、“あなた”を幸せにするために、
両親に打ち明ける決心をしたという義兄だったが……。

「決定的な場面見られてるんだから……言うことは一つだよ」
抱き合っている場面を見られてしまった義兄は選んだ行動は……。

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