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【ブーケ】禁断情事:お義兄ちゃんと義妹 シナリオ公開(7)『あいつのこと、好きなの?』


7月発売のドラマCD「禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)」のシナリオ公開を更新♪

脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆

お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)キャスト

涼太  :佐和真中
小宮 充:八王子タカオ
神塚高司:椎名優
父   :お代官.様
母   :西野玖海


■シナリオ公開Part7『あいつのこと、好きなの?』

夕方を過ぎれば学校帰りや会社帰りの人でホームは混雑する。
向かい側のホームに目を向ければ、こちら側と同様、人の群れが流れている。

電車が来るまで数分の待ち時間――。
お義兄ちゃんと帰ることは何度もあるのに、今日は少しだけ空気が重い。
話しかけづらささえあってどうしていいか迷っていると、お義兄ちゃんが口を開いた。

「……充と、仲良かったっけ? お前……」

「前にお義兄ちゃんが紹介してくれたから……会えば話すくらいだよ」

小宮さんと何の話をしていたのか気になっていたようだ。
だから私は相談事があっただけだと伝えたけど、それが逆に気にさせてしまったようで、お義兄ちゃんの顔色が変わった。

「珍しいね……お前が他のやつに相談って……ほら、いつも相談されるのは俺だったから……もしかして、あいつのこと好きなの?」

「ええっ!?」

「あれ、違った?」

お義兄ちゃんは私と小宮さんのことを誤解していたみたいだ。
昼休みに小宮さんとカフェテリアにいたことで、仲が良いと思われたらしい。

お義兄ちゃんにだけは誤解されたくなくて、私は首を左右に振った。
あの時は、お義兄ちゃんがカフェテリアにいると聞いたからだと。

「えっ……じゃあ充が昼間言ってたのは本当だったの? 善意って……」

「信じてなかったの?」

「あー……あいつは悪い奴じゃないけど、軽いから、その……」

「心配してくれたんだ?」

そう尋ねるとお義兄ちゃんは言葉に詰まって少し困った顔をした。
それが嬉しくて私はつい頬が緩む。

「っ、ニヤニヤするな。まったく……心配して損した。ほら、電車来るよ」

お義兄ちゃんの言葉に一歩後ろに下がった。
その時、ドンッ、と背を押されて――。

電車のクラクションが耳を劈く。
それが自分への警報だと一瞬にしてわかったのは、血相を変えて私の腕を引いたお義兄ちゃんがいたから。

「っ、大丈夫か!?」

「ご、ごめん、押されちゃって……」

「っ、はぁ……心臓止まるかと思った。ホーム混んでるんだから気をつけなきゃダメだろ。
……ほら、ちゃんと俺のそばにいて」

お義兄ちゃんが私をそっと引き寄せた。
それが嬉しくて、私はそのままお義兄ちゃんに距離を詰めた。

あまりくっつくなって言われたけど、今だけはお義兄ちゃんを独り占めしたい気分だった。
彼女がいるかもしれない。そんな疑念をただ追い払いたかったのかもしれない。


今回の更新はここまで!
次回の更新は【 6月5日 】を予定しています!
お楽しみに☆

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

商品紹介

【切り取り・SAMPLE入り】禁断ジャケ絵01

2016年7月27日発売予定
禁断情事:お義兄(にい)ちゃんと義妹(いもうと)
出演:佐和真中 ほか
ご予約はこちら
ステラワース限定版のご予約はこちら

お義兄ちゃんと義妹 Story

ある日、両親の旅行で義兄と2人きりで留守番をすることになった“あなた”。
2人きりで過ごせることを楽しみにする“あなた”だったが、義兄が深刻な様子で
親友の神塚に何かを相談しているのを目撃する。

2人きりの夜。食事の後、すぐに部屋に入ってしまう義兄。
一緒にいたい“あなた”は『一緒にアイスを食べよう』と部屋を訪ねるが、
しばらくすると義兄は神塚の家に行くと言い出す。
寂しそうな“あなた”を説得して出ていこうとするが……。

「俺の気持ちも知らないで……」
ついに抑えていた積年の想いを“あなた”にぶつける義兄。
押し倒された“あなた”は義兄の愛を知ることになる。

「本当にごめんな……」
“あなた”の耳元で聞こえてくるのは「謝罪」と狂おしいほどの「愛」の言葉だった――。

お義兄ちゃんと義妹 ステラワース限定版 Story

――「映画の続きと俺との続き、どっちがいい?」

想いが重なってから数日後。
朝寝坊する義兄の部屋に忍び込む”あなた”。
起こされた義兄は“あなた”と映画を見ようとするが、
部屋着姿に“あなた”に我慢できなくなる。
下には両親がいるが、義兄の行為はエスカレートして……。

「俺の声に弱いなんて嬉しいな……」
義兄に新しい弱点を見つけられて攻められる――。

連動購入特典 Story お義兄ちゃんと義妹Side

――「お前以外、考えられないから……」

ある日、両親の目を盗んで体を重ねていた2人。
義兄は“あなた”とこのまま秘密の関係で終わらせたくないと話す。
これから先も“あなた”と一緒にいるために、“あなた”を幸せにするために、
両親に打ち明ける決心をしたという義兄だったが……。

「決定的な場面見られてるんだから……言うことは一つだよ」
抱き合っている場面を見られてしまった義兄は選んだ行動は……。

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