【密カレ】隣人の彼とエレベーターの中で…… ステラワース限定版シナリオ公開(1)
- 2015年07月25日
- 密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ
ドラマCD「密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ:隣人の彼とエレベーターの中で……」シナリオ公開です♪
今回も前回に引き続き、ドラマCDのシナリオを担当して下さった「Hayami」様が特別版として「小説風」に書いてくださいました~☆
お楽しみください♪
「帰したくない」
作:Hayami
今日は彼女と付き合い始めてから初めての休日――。
どこかに出掛けようと誘ったけれど、彼女は連日終電まで仕事をしている俺を気遣って、家で一緒に過ごすことを提案してくれた。本当に彼女の細やかな気遣いには頭が下がる。
「でも、そういう優しいところ、好きですよ。あなたの優しさに触れる度に、本当に素敵な彼女が出来たなぁって思うんです。……今日は泊まっていきませんか?」
「え……?」
「どうして、そんなに驚くんですか? あなたとエレベーターの中で結ばれた後、初めて迎える休日ですよ?」
「そうですけど……」
「この間は結局睡魔に負けてしまいましたし……。あなたともっと一緒にいたいと思うのは、当然でしょう? それとも、何か、用事でも?」
「いえ……」
彼女の頬はあっという間に赤くなった。きっと、今日の夜のことが頭を過ったのだろう。
「だったら、良いじゃないですか。勿論、あなたが嫌でなければですが……」
「嫌だなんて……。そんなことないです……!」
「そんなに必死に否定しなくても大丈夫ですよ。……すみません。意地悪な言い方だったかもしれませんね。赤くなっているあなたが可愛くて、つい……」
「もう……!」
彼女にしては珍しく、少し怒ったような素振りを見せる。
「きっと、あなたのことですから、俺に遠慮したのでしょう? いいんですよ、遠慮なんてしなくて。俺はあなたと一緒にいたいと思っていますから」
「はい……」
彼女は照れたように少し控えめに頷いた。そういった女性らしくも少女らしくも取れる彼女の仕草が好きだった。
「あなたと一緒にいると、心が豊かになるというんでしょうか……。仕事は相変わらず、忙しいのですが、気持ちに余裕が持てるようになったなって」
「ふふ、私もですよ」
「 何だか、こんな話をするのは照れくさいですね」
シナリオ公開はここまで!
発売までお楽しみに♪
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2015年8月26日発売予定
密室に閉じ込められて、気になる彼にあんなコトやこんなコトをされちゃうシリーズ
隣人の彼とエレベーターの中で……
出演:ミノベサトル
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