Velvet Vice

Velvet Voice(ベルベットボイス)レーベルリリース一覧

【わるまほ】シンデレラ編  シナリオ公開(1)&カットイラスト公開

おとぎ話の「もしも」の結末を描くわるまほシリーズ、『シンデレラ』編。
今回は物語の導入となる冒頭部分を公開!


 

昔々、あるところにひとりの美しい少女がいました。裕福な家柄、豪華なお屋敷、優しい両親……何もかもに恵まれた彼女は、素直で、とても心優しい子に育ちました。……しかし、幸せな毎日はある日突然終わりを迎えました。

母親が流行り病に倒れ、亡くなってしまったのです。その後、父親は新しい女性と再婚をしましたが、継母とその連れ子である姉二人はとても意地悪で、彼女をまるで奴隷のように扱いました。朝から晩まで働かせ、ボロボロの姿になった彼女を嗤い、こう呼びました。
灰被り姫――シンデレラと。

ある日、城で舞踏会が催されることになりました。今回こそ王子様が結婚相手を選ぶと噂され、街は大盛り上がり。
華やかな舞踏会に憧れる彼女でしたが、当然ながら行くことは許されません。着飾って出て行く継母と姉たちを見送る彼女の前に、ひとりの魔法使いが現れました――……

▼▼▼

魔法使い「随分熱心に馬車を見送っていたけど……君は行かないの? 舞踏会」

背後から声がし、驚いて振り向く“あなた”。
そこには一人の男がいた。

魔法使い「(少し意地悪く)……ああ、違うよね。君は行かないんじゃなく、行けないんだ」

おびえて後ずさる“あなた”。
ドアに手をかけると、

魔法使い「……っと」

男は魔法をかけ、ドアを施錠した。

魔法使い「開かないよ。そういう魔法をかけた」

困惑する“あなた”に男は、

魔法使い「そう、魔法。……僕、魔法使いだから」

そういって、自らを「魔法使い」と名乗った。

魔法使い「何回やったって同じだよ。もうその扉は開かない。残念だけど、屋敷の中に逃げ込むのは諦めてくれないかな」

魔法使い「そんなに怯えなくて大丈夫だよ。僕は君をいじめたりしない。……君の継母やお姉さんみたいには、ね」

“あなた”は、ドアを開けようとしていた手を止めて、振り返った。

魔法使い「驚くようなことでもないよ。毎日大声で怒鳴りつけていれば、こんな小さな町、噂になって当たり前だ」

言いながら近づいてくる魔法使い。
近寄ってきて、“あなた”の髪を撫でる。

魔法使い「シンデレラ、なんてひどい呼び名だね。君はこんなに可愛いのに」

髪を撫でられた“あなた”は逃げようとするが、
魔法使いに手をつかまれてしまう。

魔法使い「(手を掴みながら)っ……逃げないで。さっきも言ったけど、僕は君を傷つけたりしない」

そういって、“あなた”の耳元で魔法使いは

魔法使い「……ねぇ、不公平だと思わない?」
魔法使い「毎日一生懸命働いて、尽くしたくもない相手の為に自分を犠牲にして、それでも舞踏会にすら行かせて貰えないなんて。不公平だよね。……君はかわいそうだ」

そう、つぶやき、“あなた”の顔を見る。

魔法使い「想像してみて。優雅な音楽、天井のシャンデリア、綺麗なドレスを纏って王子様と踊る、夢のような時間を……」
魔法使い「君にだって招待状が来たのに、どうして留守番なんかさせられているんだろう? どうして君だけ憧れの場所に行けないんだろう?」

“あなた”の耳元で不敵にささやく魔法使い。

魔法使い「ねぇ……君はいつも仕事を頑張る良い子だから……僕がご褒美に、舞踏会に連れて行ってあげる」

カットイラスト①

彼の甘い声が“あなた”の耳に響いた―――


 

今回のシナリオ公開はここまで☆
次回は【 4月24日(金) 】を予定しています☆
お楽しみに♪

※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。

2015年5月27日発売予定
わるい魔法使いに姫が略奪されてしまいました
シンデレラ編

出演:櫻井真人
ご予約はこちら ステラワース限定版のご予約はこちら
キャンペーンまとめはこちら

2015年7月29日発売予定
わるい魔法使いに姫が略奪されてしまいました
白雪姫編

出演:柊三太
ご予約はこちら ステラワース限定版のご予約はこちら

LINEで送る
Pocket

Velvet Voice(ベルベットボイス)レーベルリリース一覧
ページのトップへ