【かれピロ】同い年彼氏と終電を逃した夜に♡編 シナリオ公開(5)
- 2016年03月1日
- 大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
お待たせいたしました☆
ドラマCD「大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ:同い年彼氏と終電を逃した夜に♡編」シナリオ公開を更新しました☆
大方、髪を切り終えた彼は最後に“あなた”の前髪に触れた。
「つぎ、前髪整えるから、少しだけ目を閉じてろ」
彼に言われた通り、目を瞑る。ハサミの音が聞こえる度、切られた前髪がパラパラと顔にかかった。
彼は切り終えると、“あなた”の顔にかかってしまった短い髪を優しく払ってくれる。
「ちょっと確認してもらっていいか? ……このくらいの長さで大丈夫だったよな」
“あなた”がゆっくりと目を開けると、前髪の短くなった自分が映っていた。
「いい感じ!」
「あとは……せっかくだから、髪少しいじってやるよ」
彼はそう言うと、“あなた”の髪にワックスを揉みこみ、しばった後、手際良くいくつかのピンを留めていった。
「よし、完成!」
彼は大きなバックミラーを手にすると、合わせ鏡になるように開いた。すると、そこにはヘアアレンジされた“あなた”の髪が映る。
「……どうだ? 後ろをリボン型に結ってみた」
「わぁ、すごく可愛い!」
自分ではなかなかやらないヘアアレンジに“あなた”ははしゃぐ。そんな“あなた”を見て、彼も満足そうだった。
「気に入ってもらえたなら良かった。そのアレンジ、先輩がやっているのを、たまたまみてな。お前が好きそうだと思って、教えてもらったんだよ」
「えっ!? 凌が?」
「俺だって、先輩に教えを乞うことだってある。まあ、今度は俺が考えたアレンジしてやるよ」
「じゃあ、楽しみにしてるね」
「楽しみにしてろ。さて、カットも終わったことだしそろそろ帰ろ――……」
彼は皆まで言い終える前に壁に掛けられた時計を見て、呆然とする。
「……って、もうこんな時間だったのか!? お前、終電終わってるんじゃ……」
「うん、そうだね……」
「そうだねって……何をのんきに……。悪い。カットに集中してて、時間気にしてやれなかった」
「そんなに謝らないで! 実は気づいてたんだ」
「え? ……お前、気づいてたのか? だったら、声を掛ければよかっただろう……」
「明日休みだし、今日逃したら、またしばらくこれないと思って……」
「まあ、確かに……。今日逃したら、また先延ばしになりそうだったけど……。俺も、気づかなくて悪かった」
“あなた”は首を左右に振る。
彼の言う通りだった。2人は忙しくて、なかなか会うことが出来ない。だから、“あなた”にとって、彼と一緒にいられる時間が少しでも長くなることが嬉しかった。
「とりあえず、すぐに片付けるから、そこのイスに座っててくれ」
彼はカットクロスを“あなた”の身体から取ると、近くにある座り心地の良さそうな椅子を指差した。
“あなた”はスタイリングチェアから立ち上がると、その椅子に腰をかける。思った通り、座り心地の良い椅子に“あなた”は思わず伸びをした。
「もう遅いから、今日は俺の家に来い。ここから歩いてすぐだし、明日休みなら、泊まっていけばいいだろう」
「いいの?」
「ああ。もう夜遅いし……こんな時間に帰らせるほうが心配だからな。俺も明日は午後からの出勤なんだ。俺の家でゆっくりしていけばいい。お前の都合が良ければだが」
彼の提案が嬉しくて、“あなた”は満面の笑みで頷く。
「決まりだな。片付け残ってるから、雑誌でも読んでてくれ。終わったら声掛けるから」
「わかった」
「……」
彼の視線に気が付いて、“あなた”は彼の方を見た。
「どうしたの?」
「いや……やっぱりその髪型、似合ってるな」
「ほんと?」
「ああ。……いい子にして待ってろ」
彼はそう言って、“あなた”の頭を撫でると、片付けを始めた。
今回はここまで!次回の更新を楽しみにお待ちください♪
※製作上の都合等により、実際に収録される内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。
2016年4月27日発売予定
大好きな彼とHして腕まくらでピロートークされちゃうシリーズ
同い年彼氏と終電を逃した夜に♡編
出演:皇帝
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