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【ブーケ】禁断情事:芸能人とファン ステラワース限定版 シナリオ公開 Part3『キスの嵐』


11月発売のドラマCD「禁断情事:芸能人とファン」ステラワース限定版のシナリオ公開を更新♪

脚本を担当してくださった「正海春人」先生が小説風に書き換えて下さってますよ☆

芸能人とファン ステラワース限定版キャスト

松浦 駿:土門 熱
藤堂リュウ:八王子タカオ
屋良:ワッショイ太郎

 


■Part3『キスの嵐』

欲しいと望んだのは自分。けれど、駿くんがくれるものは恥ずかしくなるほどのキスの嵐。額や頬に唇が触れて微笑まれてまともに顔を見ることもできない。思わず両手で顔を覆うと駿くんは私の手を掴んだ。

「顔、隠すなって。キスできないだろ。こんなので恥ずかしがってたら、このあともたないぞ。手、どけて……ほら、だめだって。はい、手ぇ、上な」

大きな手は私の両手首を簡単に掴んで頭上で抑え込まれた。

「顔、真っ赤。付き合ってもう半年も経つのにまだ慣れない?」
「な、慣れないよ」
「ふうん……もっと慣れてくれてもいいのに」
「だって、ドキドキして……」
「それは俺も同じ。お前と会えるだけで嬉しくて、幸せで、会えない時間は切なくて苦しい……。こうして触れるとドキドキする。こんな気持ちになるのはお前だけだ」

切なく響く駿くんの声。私の手首を掴んでいた手が今度は優しく頬に触れた。

「今日も会いたくて会いたくてたまらなかった。会ったらめちゃくちゃ抱きしめたいってずっと思ってたのに、こうして触れると、やっぱり大事にしたくなる……」

駿くんは私の顔をそっと持ち上げる。その距離はキスまでほんの数センチ。

「それくらい、お前のことが好きなんだって……思い知る……んっ……」

すぐに重なった唇。最初は優しくて、そしてすぐにお互いを求めるようなものに変わっていく。長くはないキスだけど駿くんの想いが流れ込んできて、私はたまらず袖を引いた。

「駿くん……」
「はぁ……なに?」
「私も、駿くんが好き」
「……っ、お前の『好き』は、俺の余裕を奪うからすごく厄介」

溜息交じりに言われて、一瞬焦る。

「だ、駄目だった?」

焦る私をじろりと見る。けれど次の瞬間には甘い笑みを浮かべていて。

「まさか……大歓迎。その代わり、俺に愛される覚悟はしろよ」

最後はにやりと笑って私の腕を引いた。再び重なった唇は、今度はなかなか離れることはなくて吐息を漏らして囁かれる。

「ん……は、あ……んっ…………キスだけじゃ……んんっ……足りない……。お前の温もりも柔らかさも全部欲しい……このまま……いい?」

私に触れる手が熱い。私が頷くと息までも奪うような深いキスをされて、昂った熱を駿くんはぶつけ始めた――。


今回の更新はここまで!
次回の更新は【 11月18日(金) 】!
お楽しみに☆

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2016年11月30日発売予定
禁断情事:芸能人とファン
出演:土門熱 ほか
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